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[新店情報]9月16日北九州市八幡西区にオープン!クモノウエ初訪問[佐賀いちげんのDNA]

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オープンされる前から楽しみにしていたお店、クモノウエ。

豊前裏打会のうどん満月ともつ鍋丸幸をされている方が佐賀ナンバーワンラーメンいちげん。に師事され、いよいよオープンされたというお店。

豊前裏打会の横山大将と佐賀いちげん。の内田大将は元々親交が深く、そのお二人を師とされたお店、しかも既にうどんの方で人気を博している実力のある方が満を持してオープンされたという話で、期待値が食べる前から最高値。

オープン当日にはいちげん。の内田大将も応援に行かれていたそうで、これはもう行くしかない、でもなかなか北九州に行く予定が組めない・・・というジレンマの日々を乗り越え、緊急事態宣言明けの先日、やっと伺ってきました。

 


 


 


 

北九州市八幡西区鷹の巣1-19-7という住所で、県道11号線沿いにあるマンションギャラリーの奥側にあり、筑豊電鉄穴生駅から南へ徒歩5分の立地です。

お店の敷地の周りとお店の前にはズラリと花が並んでいて、めっちゃ目立ちます。

 


 

着いてみたら駐車場が6台くらいかな、既に満車で道路側にお待ちが出ている状況。

ちょっと離れたところに100円パーキングが無いかグルグル回ってみたんですが、見当たらず・・・。

穴生駅辺りにはあったかもしれないので、駐車場が満車の場合は探して歩いてくる、あるいは電車など公共交通機関を利用するというのもアリかもしれません。

今回はグルグル回っている内に空が出て、少し待ちましたが無事に車を停めることが出来ました。

 


 


 

お店の前に行くとクモノウエと書かれたオシャレな看板が入口横にあって、トンコツラーメンと書いて無ければラーメン屋とは思えないスタイリッシュさ。

 


 

入口に入ってみると、店内がえらく明るく広く、そしてなんだかアメリカンなガレージっぽい印象。

 


 


 

入ってすぐ左手にはカウンター席があって、その奥には厨房、右手には券売機があり、目の前から右手にかけては横に長いテーブル席が手前と奥の二列あって、見ようによっては対面側のカウンターが二本ある感じですね。

 


 

そして右奥には壁を向いたカウンター席と座敷があって、座敷の方はとりあえずお祝いの花などを飾ってあり、しばらくはカウンターとテーブル席限定で行くようでした。

 

アメリカンテイストな様々な飾り物を見つつ、とりあえず券売機を拝見。

 


 

推し麺と書いてあったのり玉ラーメン、佐賀県産高級海苔+卵黄のトッピングがあったので、佐賀ラーメンのいちげん。と言えばこれだなと迷わずポチり。

後は餃子とおにぎりもポチり。

・・・と食券を購入した後に気付いてしまったんですが・・・いちげん。には無いトッピング、ワンタンがある!

これは完全に予習不足だったんですが、クモノウエという名前にはもしかしたらこの意味もあったのかもしれない、ワンタン(雲吞)。

 


 

今更変更するというわけにもいかぬとそのままご案内された対面カウンターというか長テーブルに着席して食券を渡します。

海苔は焼海苔か干し海苔を選べるので、私はマイ定番の干し海苔をチョイス。

 


 

すぐに海苔が出てきて、更に海苔の楽しみ方の説明を書いたPOPも登場。

 


 


 

海苔は4つ切りが4枚、つまり大判1枚分が皿に入って出てくるんですが、今回はラーメンツアーで3人で来ていたので、焼き海苔にした方と2枚交換して干し海苔2枚と焼き海苔2枚にして準備万端。

ちなみに、こちらは佐賀ラーメンらしく替玉は無し、大盛はありというスタイル。

 


 

卓上にはいちげん。やもとむらのファンならニヤリとさせられる缶のS&Bコショーとギョウザのタレやラー油が置いてあります。

 


 

待っている間に改めて店内を見渡していると、食券機の裏側の壁にクモノウエと題した詩が飾られているのを発見。

宮沢賢治のアメニモマケズからのインスパイアで、何とも良い感じの詩だったので、こちらに書いておきます。

 

「クモノウエ」

雨ニモマケズ

コロナニモマケズ

自分タチニデキルコトハ

"オイシイモノデ皆ヲエガオニ"

ソレシカデキナイ

クモノウエハイツモハレ

心ガハレルヨウナ

ソンナラーメン屋ニ

ワタシハナリタイ

 

雲吞にかけてあるのかもしれませんが、どうやらそれ以上の思いがこの店名には込められているようだなあと感心している間に、おにぎり、ギョウザ、ラーメンの順に登場!

 


 

おにぎりはタクアンが一切れ付いてきていて、塩気が割としっかり効いてて、そのままでも美味しいしラーメンにも合うし、またこれを焼き海苔で包んで食べたらバリうま!

米自体が美味いのがまた良いですね~。

 


 

ちなみに、ご飯を注文した連れの方からご飯の写真を撮らせていただいたんですが、大中小のサイズに関わらず値段は一律160円、写真は大ですが、なかなかの大盛ぶりで、後述しますが非常にご飯と合うラーメンなだけに、この値段一律の良心価格は嬉しいですね(^-^)

 


 

餃子はいちげん。の餃子とかなり似ている・・・というか同じ餃子に感じます。

 


 

博多一口餃子からすると大きめな普通サイズ、しっかり焼かれてパリパリの皮目と餡がジューシィーなコントラストが良くて美味しいところも同じで、焼き目の感じとかは少し違うんですが、どちらにしてもこれもまたいちげん。を感じさせてくれます。

 

そしてラーメン。

 


 


 


 

やはり、のり玉ラーメンにしているので、中央に卵黄、そして薄切りのチャーシュー、太ネギの白いところを刻んだもの(やや青いところも入る)というシンプルな見た目はいちげんそのもの。

見た目に立ち上る香りも正にそれで、これが北九州市で頂けることに食べる前からグッと来てしまう、それくらいの衝撃です。

 

気持ちを落ち着かせてまずはスープから。

 


 

・・・めっちゃ美味い!

いちげんは豚の大腿骨のみを丁寧に炊き上げ、濃度はそんなに高くないのにしっかりと豚骨の味を感じさせてくれるスープですが、これは正にそのもの。

ただ、タレの効かせ方としてはいちげんがちょうど良いまろやかなバランスだとしたら、クモノウエは少しだけ攻めた塩味になっていて、これはこれでまた美味いんですよね~。

そのままでも美味いし、ご飯にも合うしで、あまりに美味すぎます。

 

実際に食べたら更に衝撃が過ぎてスープばかり飲んでしまいそうだったので、今度は麺を頂いてみました。

 


 

やや太めの中細麺で普通で注文していますが芯までちょうどよく火を通してありしなやか、かつコシが出ていて実に美味い!

実際のところは確認出来てないのでわかりませんが、麺を食べた感じいちげん。と同じ麺のように感じ、しっかり火を通してあるところがまた美味かったですね~(^-^)

 


 

チャーシューはいちげんとは少し違って感じましたが、薄切りで柔らかく臭みが無い点は同じ、こちらも美味しい。

 

ついついそのまま食べきってしまいそうだったので、途中から海苔を入れることに。

 


 

焼き海苔と干し海苔、どちらもスープに浸して40~50秒ほど経過してから、焼き海苔は麺を巻いて、干し海苔はとろりと生海苔のようになったところを麺に絡めて、それぞれに頂きます。

 


 

焼き海苔に関してはスープを吸って柔らかくなりながらも香ばしさが感じられ、海苔の形はキープされていて麺を包みながら頂くのがまた旨く。

 


 

干し海苔はとろりと生海苔の食感が素晴らしくて、どちらもめちゃくちゃ美味い!

焼き海苔の場合はおにぎりやご飯に巻いて、スープと合わせて頂くのもバリ美味いんですよね~。

 


 


 

このスープにはコショーがとてもよく合うので、そちらも途中で投入しながら、ついつい勢いよくスープまで完食。

最後に細かい骨粉が残っているところもいちげんと同じで、この再現度の高さ、そして気持ち強めな塩味が素晴らしく、次はぜひワンタンメンとご飯の組み合わせで頂いてみたいなと思いながら席を後にしましたが、旨さのあまり頬が緩んでニマニマしていて、我ながら気持ち悪いオッサンになっている中、最後に入口を出ようとして右手側、食券機の反対側に追加のレンゲや爪楊枝、そして子供用と思われますが飴が入った缶が置いてあるのに気付き、スタッフさんの接客や心配りも素晴らしいなと、ものすごくいい気分でお店を後にしました。

 


 

本当にめちゃくちゃ美味しかったので、まだ食べてない方はぜひお試し頂けたらと思います。

 

ごちそうさまでした<m(_ _)m>

 

ちょっと余談、かつマニア的な話になりますが、今回クモノウエさんが北九州市に出店されたことは単に佐賀ラーメンが北九州市で食べられるということだけでなく、歴史的ロマン+未来への展望も感じさせる出来事だと思うんですよね。

 

まず100%豚骨使用のラーメンを最初に販売した南京千両、そして白濁した豚骨スープを最初に売り出した屋台三九、この二店から九州の豚骨ラーメンは始まった=この二店が営業していた久留米が豚骨ラーメン発祥の地であるという事実を念頭に置いた上で。

この屋台三九創業者杉野さんは友人である四ケ所さんにお店を譲り、四ケ所さんは玉名や佐賀など各地に三九を出店してそこから豚骨ラーメンが九州に広がっていきました。

その佐賀に出店された中華そば三九、そこで修業された方が一休軒を開業し、ご親戚で一休軒鍋島店をされていた本村さんが屋号を変えてラーメンもとむらに、そしてラーメンもとむらで修業されていた内田大将がいちげんを開業されて、いちげんからクモノウエが生まれました。

ちなみに、三九の創業者杉野さんは、お店を譲った後に北九州市小倉北区で来々軒を開店し、現在は息子さんに代が変わられていますが、元祖白濁豚骨のお店として未だに営業されています。

 

つまり、久留米から始まって佐賀や北九州へと広がっていった豚骨ラーメンが、改めて北九州の地で集結し花開こうとしているような、そんな印象すら受ける出来事なんですよね。

実際、北九州市も名店が多く実に様々な豚骨ラーメン店がありまして、九州の中で現在注目されている佐賀ラーメンの次にくるのが北九州ラーメンなんじゃないかと、これはその第一歩なんじゃないかと、そのように感じられる大きな出来事に思えました、、、というのは考えすぎかな(;^ω^)

でも、北九州の豚骨ラーメン界がこれから更に盛り上がるのは間違いないと思いますので、今後も注目していきたいですね!

 

ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中

 

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