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[伝説店復活]油山山荘別館を改装した拉麺處丸八[ミシュラン二つ星料理人=伝説のラーメン職人と名島亭城戸大将が作る豚骨ラーメン]

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今回は城南区で完全復活された名店、拉麺處丸八をご紹介させて頂きます。

 

拉麺處丸八

福岡市城南区東油山147

営業時間

水木土日の週四日 11:00~15:00

定休日 月火金

 

ふぐ料理を出されている料亭「油山山荘」の敷地内にある別館を改装して拉麺處丸八として令和4年1月20日にオープンされました。

 


 


 


 


 

ミシュランガイド福岡2014と2019で連続して二つ星を獲得している油山山荘の日本庭園を眺めながら階段を登った所にあり、ラーメン店とは思えない雰囲気の良さです。

 

お店に入ってみると短い営業時間ということもあり店内にお待ちがかなり出ています。

 


 

営業日は週4日、11時から15時まで。

 


 

入場制限や消毒、アクリル板の設置など感染予防対策もしっかりされていました。

 


 

メニューはラーメンとチャーシュー麺、替玉、白飯のみ。

 


 

卓上には辛し高菜、紅ショウガ、替玉のタレ、コショー、ゴマが置いてあります。

 


 


 

特に辛し高菜は名物で、持ち帰り用も販売されています。

めっちゃ辛いんですが、ヤミツキになる味なんですよね。

 

白飯とラーメンを注文。

 


 

まずは白飯がきました。

ご飯はふっくら粘り気があり、ラーメンにも辛し高菜にも合います。

 

次にラーメンが着丼。

 


 


 

脂泡が浮かぶビジュアルで見た目から濃厚そうです。

 


 

実際にスープを飲んでみると豚骨を丁寧に炊き上げてあり濃度も高め、でもしっかり乳化しているので油感はなくまろやかで飲みやすいです。

豚骨の臭みは無いんですが香りはしっかりあって、イニシエ系の豚骨らしさがありつつ新しさもあり、タレもちょうど良い塩梅で効いていてめっちゃ美味い!

 

具材はチャーシュー、キクラゲ、ネギとシンプル。

 


 

麺は細麺で、普通で注文してやや硬め。

 


 

チャーシューは脂身が多めで味付けもほどよくてご飯にも合います。

 

無心でズルズルと麺を食べ切り替玉も注文しました。

 


 


 


 

替玉も普通で注文しましたが、やはり気持ち硬めです。

硬い麺がお好きな方にはビシャリじゃないかと思います。

ヤワ好きとしては次回はヤワも試してみたいですね~。

 


 

スープがバリ美味くてついつい完食。

 

拉麺處丸八、めっちゃ美味しかったです(^-^)

 

 

ここで拉麺處丸八の歴史と完全復活とはどういうことかをご説明させて頂きます。

大将の渡辺健さんは元々和食の料理人で、1972年、まだ二十代半ばの時に油山山荘を始められました。

当初は水炊きなど鶏料理を専門とされていたそうですが、営業をされながら元々好きだったラーメンの勉強を始めて久留米まで修業に行ったりした後に、1989年に博多区月隈に久留米ラーメンのお店として丸八をオープンされます。

大繁盛されましたが油山山荘との二足の草鞋で営業されていた為、10年ほどで身体を壊してしまい閉店。

でもラーメンを諦めきれず、2003年に南区皿山に丸八を改めてオープンされます。

そこでも大繁盛されるのですが、ふぐ料理の提供を始めた油山山荘も忙しくなり両立が困難となった3年後の2006年に惜しまれつつ閉店をされました。

 

そのふぐ料理を提供されている油山山荘はミシュランガイド福岡の2014版と2019年版で二つ星を獲得しています。

ラーメンをやりたかったから始めて、やめたくてやめたわけではなかった渡辺大将ですが、コロナ過の中、2020年6月から4ヵ月間、ランチタイム限定予約限定で油山山荘のお座敷で丸八のラーメンを提供されまして大きな話題を呼びました。

幻のラーメンが期間限定復活と新聞やネットでも取り上げられるくらいに注目を集め、私も期間中に訪問して食べさせて頂いたものです。

月隈や皿山の丸八ラーメンは美味かったという伝説は当時の麺好きたちによって語り継がれてきましたし、またその味に感動して弟子入りし独立された久留米ラーメン丸八朝倉店や大分市の丸優ラーメンなど、地域に愛される名店を誕生させてもいます。

更に福岡市でも名店と言われる名島亭の大将、城戸修さんも若いころに師事したことがあるという、知る人ぞ知る伝説の店、それが丸八です。

 

そのお店が2020年に期間限定で復活し大きな反響を得て、その2年後の2022年1月、油山山荘別館を改装して週4日営業の常設店舗として完全復活を遂げた、これが今回の丸八完全復活の流れとなっております。

 

元々の丸八は久留米で修業されたということもあり、今では製造されていないボイラー式の大きな羽釜で豚骨を継ぎ足しながら炊き続けるという方式で、これはお弟子さんである丸八朝倉店にそのまま受け継がれておりますが、2年前に期間限定でオープンされた際にはラーメン屋としての十分な設備が無い中でひたすらに時間をかけて炊き上げたスープを使われていて、久留米ラーメンとはまた違う、しかしものすごく美味しい豚骨スープに仕上がっていて流石だなあと感心したものでした。

 

そして今回。

ラーメン店として厨房を組まれ、スープは裏手で寸胴にて炊き上げているということでしたが、久留米というよりは丸八のラーメンが進化したとしか言えないような懐かしさもあるしっかりと濃度とコクが出た豚骨スープに仕上げられていて、改めて73歳というレジェンド中のレジェンド、渡辺大将の凄さを思い知らされましたね。

また今回は70歳になられる名島亭の城戸大将も一緒に営業をされていて、時間帯によってはこのレジェンド師弟が2人でラーメンを作っているところを目の前で見て、そのラーメンを食べられるという、ラーメンマニアなら堪らないお店でもあります。

 

ちなみに週4日しか営業されていないのはなぜか。

残りの日数全てで仕込みをされているそうで、スープを炊き上げるのにそれだけの時間と手間をかけているということだそうです。

70歳を超えた伝説のラーメン職人2人が作り上げる豚骨ラーメン、値段だけ見て千円は高いな~という前に、一度は食べて頂きたいなと思います。

私は、その価値は十分にあると思いました(^-^)

 

ごちそうさまでした<m(__)m>

 

ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中

 

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