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元祖クリア豚骨というべき名店、南京ラーメン黒門訪問

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北九州ラーメンツアー二軒目は、北九州市若松区にある南京ラーメン黒門さんに、YouTuberのKatsumura氏と伺いました。

 

南京ラーメン黒門さんは元々は南京ラーメンという屋台から始まったお店、通称黒木にそのルーツがあるお店です。

南京ラーメンをされていた大将が黒木政徳さんという方で、そのお名前から通称黒木と呼ばれていたこのお店は屋台から北九州市八幡東区にお店を構えられ、大繁盛をされていました。

そのお店の常連客だった川内久門さんが後継者がいない黒木の味を残したいと修行されて出されたお店が、南京ラーメン黒門。

店名に南京ラーメンを入れ、黒木大将とご自分の名前を合わせて名付けられています。

最初は2003年に遠賀郡にお店を構えられ、後に2016年1月に今の場所に移転されました。

 


 

 

県道26号線、北九州芦屋線を南下して高須青葉台入口の交差点を右手に曲がり、すぐ右手にある複合施設の一角にお店はあります。

この施設内には他にも飲食店が営業されていて、豊前裏打ち会のうどんめん天、焼鳥あっぱれ、トンカツのぶたけなどそれぞれ盛業されている中に、南京ラーメン黒門さんがあります。

複合施設の駐車場は共有で100台程度ありますが、ランチタイムのピーク時にはそれでも駐車場の空き待ちが出て、それぞれのお店の前では行列が出来ていたものでした。

 


 

13時半過ぎくらいにお店に到着し、早速消毒してからお店の前に置かれたノートに名前を記入。

 


 

コロナ禍の現在、入店制限をされていて、名前を書いて呼ばれたら店内に入るスタイルになっています。

ランチタイムが一段落して落ち着いた頃だったので、10分少々待ったくらいで名前を呼ばれてお店の中に。

 

 

店内は左手側に奥に続くカウンター、その奥に厨房、入口右手側には3人で座れるテーブル席が置いてあります。

テーブル席にご案内頂いて着席し、ラーメンと海苔を注文。

 


 

壁にはメニューが張ってありますが、ラーメンとラーメン大、そしておにぎりしか書いてありません。

 


 


 

それとは別に、佐賀一番摘み海苔のPOPもあり、佐賀の名店いちげん。と同じく、川副町の生産者さんから仕入れた高級佐賀海苔を販売されていますが、こちらも季節限定数量限定で、伺った段階では干し海苔が売切れていて、焼き海苔のみがありましたので、そちらを注文しています。

 


 

卓上には使ったことはありませんが醤油と、ラーメンにとても合うコショーが置いてあります。

以前からこの醤油は何に使うのだろうと思いつつ、お店の方に聞きそびれてしまうので、回答出来る方はぜひご教授下さい。

 


 

後、壁に貼ってあるメニューの更に上にスピーカーが置いてあり、店内に控えめな音量で音楽が流れているんですが、そのスピーカーがバルミューダ。

BALMUDAと書いた方がわかりやすいかもしれませんが、ものすごく美味しく焼けるトースターで有名な会社のスピーカーで、これがめっちゃかっこいいんです。

話したことも無いのに川内大将すごいと一人で盛り上がっていたら、まず焼き海苔が来て、それからラーメン登場!

 


 


 

この透明感がある、でもしっかり豚骨の香りと味がする淡麗という言葉が似あうスープと中太麺、もも肉とバラ肉のチャーシューに丁寧に処理された細もやしとメンマ、そしてアサツキ。

実に美味そうです。

 

南京ラーメン黒門のラーメンは乳化、白濁させずに豚骨を丁寧に炊き上げて作られる半透明でありながらしっかり豚骨の香りや旨味が出たスープに特徴があります。

現在飯塚市でクリア豚骨の代名詞ともなった来来の大将も食べに来られていたそうで、現在のクリア豚骨ブームの元となった一杯とも言えるラーメンで、もう毎日でも食べたいし食べられる美味いラーメンなんです。

 


 

さっそくスープから頂いてみると、濃度は高くないのに若干のとろみがあり、そこにしっかり豚の旨味と甘みが出ていて、そこにキレよく塩味が来て、見た目は透明感があるのにちゃんと豚骨ラーメンなんですよね。

じわりと身体に染みていくようなこの味わいがたまりません。

 


 

麺は中太麺で、しっかり茹でられて柔らかいのに、芯にはコシがあり、これがまたスープと絶妙に合うんです。

 

 


 

チャーシューはもも肉とバラ肉の二種類が入っていて、もも肉は柔らかいけど肉感がしっかりあって、バラ肉はとろけるように柔らかくて美味しく、どちらもスープを邪魔しない程よい塩梅で味がついていて、めっちゃ美味いです。

 


 

細もやしは丁寧に根切りされていて、箸休めにちょうど良い感じ。

メンマもしっかり塩抜きした上で、これもまたスープを邪魔しないほど良い塩梅で味付けされています。

アサツキは細かく切られていて、淡麗なスープの中、しっかりと存在感があってこれもまた美味いんですよね。

 


 

そして海苔。

 


 


 

 

四つ切で4枚来ますが、スープに1分程度漬けると柔らかくなり、これで麺を包むようにして食べるとスープの旨味と海苔の風味が合わさり、とろける食感と相まってめちゃくちゃ美味いんです。

更に放置するときれいにスープに溶けて、これもまた美味しいんですよね。

焼き海苔と干し海苔ではまた風味が違い、どちらかというと干し海苔の方がスープに溶かすに向いていて、焼き海苔は包んで食べるのに適しているように思います。

 


 

久しぶりに頂きましたが、あまりの美味さにスープを一滴も残してなるものかという勢いで完食。

 

堪能いたしました(^-^)

 

ごちそうさまでしたm(_ _)m

 

福岡市方面からだとなかなか遠く、なかなか伺えませんけれども、名店の系譜であるだけでなく、常に進化し磨かれ続けていて、本当にわざわざ食べに行くだけの価値があるお店であり一杯だと思います。

 


 

まだ食べられたことが無い方は、北九州方面に行かれる機会がありましたら、ぜひお試しください。

 

 

ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中

 

 

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