今回は佐賀ラーメンツアーに行きまして、その1軒目。
佐賀ラーメンいちげん。にやってきました。
私主催の懇親会の中で、中州川端きりんにいちげん。の大将が伺ったという動画を先日YouTubeに UP しているんですが、その際にKatsu mura ChannelのKatsu mura氏がいちげん。をはじめとした佐賀ラー メンを食べたことがないという話になりまして。
そりゃあラーメン好きとしては佐賀ラーメンは押さえとかなきゃいかんと、急遽佐賀ラ ーメンツアーを行うこととなりまして、佐賀ラーメンを語る上で外せないお店、いちげん。に。
向かう途中、佐賀ラーメンといちげん。についておさらいです。。
久留米ラーメン発祥のお店の一つである三九が佐賀に出店し、その流れをくむ一休軒が出来て、これが佐賀ラーメンの元祖とされています。
そして元一休軒鍋島店のらーめんもとむら、こちらが佐賀ラーメンの源流とすれば、 そのもとむらさんで修行されたいちげん。さんは佐賀ラーメンというブランドを確立させた中興の祖と言えるお店です。
佐賀ラーメンと言えば、久留米ラーメンの食堂系と系統が似ていて、濃度自体はそこまで高くなく、脂や塩分は控えめながら旨味がしっ かりした豚骨スープにしっかり火を通した中太麺と、ここまではかなり似ています。
※佐賀ラーメンと呼ばれるラーメンの中にも濃厚で濃度が高いお店もありますが、ここでは一般論として記しています。
佐賀ラーメンはラーメンに生卵の黄身が乗っているのが特徴ですが、その生卵をのせたラーメン、いちげん。さんが初ではないんですけど、そのイメージを作り上げ広めたのがいちげん。さんであり、また佐賀一番摘み海苔をのせた豚骨ラーメンをひろめたお店でもあります。
※いちげん。の大将には佐賀海苔の生産者であるお兄さんがいらっしゃいまして、あんじゃもん(佐賀弁で兄貴)という名前の海苔屋さんなんですが、いちげん。ではそちらの一番良い、一番摘みの海苔を仕入れて格安で提供されています。
一番良い海苔ゆえに、売り切れてしまうと次のシーズンまで食べられません。
いちげん。さんはそれ以外にも佐賀海苔を全国に広める為に様々な活動をされています。
今、佐賀ラーメンという言葉がここまで広まり、佐賀ラーメンが全国的にも注目されて盛り上がっている立役者でもあるいちげん。さんは、1998年の創業からずっと食べログその他のランキングで佐賀ナンバーワンのお店として走り続けてこられていますが、実際に食べてみるとその理由がよくわかります。
というわけで、佐賀ラーメン及びいちげんを食べていないのはラーメン好きとしては非常にもったいない話である、というようなことを車中で語っている内に、いちげん。に到着。
福岡市内からだと車で約1時間、佐賀駅からでも南方向に車で約15分と、かなり遠く、30号線沿いですが周りにはほぼ何もないようなところにいちげん。さんはあります。
お店の前に5台、道路を渡った反対側に12台くらいかな、第二駐車場がありまして、そちらに車を停めてお店の前に。
この日は比較的行列が少なく、少し待って大将から店内にご案内頂きました。
その際、佐賀海苔が焼き海苔と干し海苔の二種類販売されているんですが、干し海苔が残り4セット、無くなったら来年2月まで入荷しませんとのお知らせを頂き、券売機にて早速玉子入りラーメンと佐賀海苔(4枚で150円と高級な佐賀海苔が格安!)を購入し、干し海苔でお願いしますとコールしつつ食券を渡してから、一同テーブルにご案内されます。
食券を渡してそのままラーメン談義をしながら待つことしばし。
卓上にはコショー、すりおろしニンニク、ラーメンたれ、餃子タレ、ラー油が置いてあります。
そういえばいつも美味すぎて一気に食べてしまうので、コショーをちょっと入れたりするくらいでニンニクを入れたことが無いなあと考えていたら、先に佐賀海苔が来て、大将から干し海苔はスープに漬けて1分待つと柔らかくなり、その時点でしゃぶしゃぶみたいにツルっと食べるのも美味しいし、それより待つときれいに溶けてそれも美味しいですよとの説明を頂きます。
付け加えますと、干し海苔はスープにつけると溶け出していき生海苔のような風味と食感が楽しめますし、焼きのりは香ばしさがあって包んで食べるのに向いていて、どちらも捨てがたい美味しさがあります。
やがてラーメン登場!
しっかり豚骨を炊いた香りはするんですが、全然イヤな感じではなく、むしろ食欲をそそります。
スープからいただいてみると、あーもー、めっちゃ美味い!
げんこつ、それも大腿骨のみを使用して、古い骨と新しいを入れ替えながら濃度を上げていく呼び戻し方式で丁寧に炊き上げたスープには骨粉も少々入りつつ、濃度自体は濃すぎず、でも旨味はしっかり。
※大腿骨のみで炊く、これ自体が普通は仕入れ上出来ないことですが、長年の業者さんとの信頼関係で実現されています。
いちげん。で驚くのはこんなにも美味しいのに、薄口醤油と塩というシンプルなタレを使われていること。
こんなにも美味いのに?
他のお店なら旨味を重ねてインパクトを出す方向になりがちですし、それもまた美味しいわけなんですが、こんなにも美味しく、こんなにもシンプル、それはつまりスープを炊き上げる技術と情熱が無ければけっして到達出来ない領域で、純豚骨スープとは正にこれだとシミジミと感動。
そりゃあ全国のラーメンファンのみならず、ラーメン店主が訪問されるわけです。
麺は佐賀ラーメンらしく中太麺、多分22~24番くらいで、ややこしいですが佐賀ラーメンの中では細い方です。
麺の硬さは指定できますが、お店のオススメはヤワで、しっかり芯に火を通してアルファ化され、ツルモチで芯にコシが出た麺がこの滋味深い豚骨スープにマッチするんですよね。
今回、私は何も言いませんでしたが、大将が気を使って私好みのヤワ麺にして頂いたようです。
以前は替玉をされていた時期があるんですが、やはり佐賀ラーメンは替玉ではなくその一杯を楽しむものであるということで、代わりに1.5倍の大盛、2倍の特盛があります。
チャーシューは薄切りチャーシュー、とても柔らかく、美味しいしゃぶしゃぶのような食感でありながらしっかりと、でもラーメンを邪魔しない塩梅で味付けされていて、これがまためっちゃ美味いんですよね。
ご飯にも合うんです。
他にも手切りされたネギの香りの良さとシャキシャキの食感や、後半に黄身をレンゲの上でつぶして麺をつけ麺風につけ食べした際の玉子の黄身の濃厚さがたまらないことや、海苔をスープに浸して柔らかくなったところをスープと麺と一緒につるりと頂いた時の柔らかく海苔の風味と豚骨の旨味のマリアージュがたまらない旨さであること、海苔がきれいに溶けてしまった豚骨スープの旨さ、このスープにコショーを少し入れるのもまた美味しいことなど、上げるとキリがありませんが、とにかく堪能しまくりまして、スープの一滴も残さない勢いで完食しました。
連れてきたKatsu mura氏も感動した、美味かったと言われていて、食べないとわからないから連れてこれて良かったよと言いつつ、何よりも自分が食べたかったんだけどねという本音はソッと心にしまいこみつつ。
ちょうどお客様が落ち着いたタイミングで席を立ち、大将にご挨拶してお店を後に。
いやー、本当に美味しくてたまりませんね、いちげん。
またぜひ伺いたいと思います。
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
ちなみに、お店でチラシを拝見しましたが、お店で作っているラーメンと麺とチャーシューをそのままパックしたお取り寄せラーメンの販売もされていまして、県外にいてもいちげん。のラーメンを食べられるとは、すごい時代になったものですね~。
いちげん。サイト通販
しかも送料無料で佐賀一番摘み海苔付き。
贈答にも良さそうですね(^-^)
ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画公開中
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佐賀ラーメンいちげん。訪問[佐賀No.1ラーメンはやっぱり美味かった]
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