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[絆が紡いだ老舗ラーメン店]福津市のらーめん楽亭初訪問[元祖唐辛子麺と元祖激辛黒高菜]

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平成12年(2000年)にオープンした福津市のらーめん楽亭。

現在は三代目大将が営業されていて、創業21年目の2021年10月26日、大幅リニューアルオープンをされたということで当日に伺ってきました。

 

実は伺う前から気になっていたお店の一つで、馬出の駒やでも販売されていますが唐辛子練り込み麺、こちらを福岡で初めて販売したラーメン店であり、餃子に味噌ダレを付けて食べるスタイルや元祖激辛黒高菜など、他のお店には無い物が色々とあるという、福岡のラーメンを語る上で欠かせないお店なんですよね。

今回はその辺のお話も色々と伺いたいなと、夕方の早めの時間に伺いました。

 


 

福岡県道97号線、福間宗像玄海線沿いにあり、隣にはセブンイレブン福津中央5丁目店があります。

場所的にはJR福間駅と宮地嶽神社の中間くらいに位置していて、どちらにも徒歩10分ほどの距離感。

 

道路から側道に入ってお店の敷地があり、8台の駐車場があります。

大幅リニューアルというだけあって、通り沿いの看板に電照看板が付いていたり、駐車場のアスファルト及び白線、建物も真新しくてきれいですね~。

 


 

お店の前にはリニューアルオープンの花が飾られていて、入口にはきちんとアルコール消毒が設置してあります。

 


 


 


 

また、店内には空気清浄機が2台設置されていて、コロナ対策もバッチリとされています。

 


 

早速お店に入ってみると、目の前には4席のカウンター、そしてその奥に厨房。

 


 


 

右手側には4席のテーブル席、左手側には4人用のボックスシートが2つあります。

店内の照明が暖色系でそんなに明るくないので、料理の写真を撮りたい方は右手側のテーブル席かカウンター席の右手側の方がやや明るくてオススメです。

※ちなみに私は左手側奥のボックスシートに座って、後からそれに気付きました(;^ω^)

 


 

入ってすぐ左手にホシザキ製冷水機が設置されていて、そちらでお冷を注いで着席。

 


 


 

卓上には味変アイテムとしてごま、コショー、替玉用の元ダレ、ギョウザのタレ、ラー油、紅ショウガ、そして元祖激辛黒高菜が置いてあります。

 


 

この元祖激辛黒高菜、他にはない商品なのでご紹介しておきますと、高菜と唐辛子を焦がすほどに炒めて辛味を飛ばし香ばしさを加えたもので、見た目は辛子高菜らしからぬ真っ黒、正に黒高菜。

 


 

激辛と書いてありますが、口にするとまず旨味、そして香ばしさがきて、最後に辛さがやってきます。

唐辛子を焦がしてあることでかなり大量の唐辛子が入っているにも関わらず、辛さがある程度飛ばされて香ばしさが立っている為、辛いものが苦手な私でもついつい手が出る後を引く美味しさ、もちろん辛いは辛いんですけど、これは旨くて辛くて香ばしいという他にない唯一無二の辛子高菜なんですよね。

 

それからメニューを拝見。

 


 


 

楽亭では楽亭ラーメン、昔系あっさりラーメン、濃厚担々麺、味噌豚骨ラーメン、辛練りこってりラーメン、辛練りあっさりラーメンの6種類のラーメンが用意されていて、更に替玉の麺として普通、細麺、そして唐辛子麺の三種が用意されています。

それぞれのラーメンにお得なセットメニューも用意されているのもありがたい(^-^)

ちなみに、辛練りシリーズのラーメンはスープはオリジナルの辛味噌を豚骨スープとブレンドしてあり、そこに唐辛子麺を合わせてあります。

その他のラーメンは普通麺を使用していますが、最初に違う麺を指定したり、替玉で最初とは別の麺を楽しむことも出来ます。

その場合の組み合わせは全部で18通りもあって、マイ定番ラーメンを探すのも楽しそうです(^-^)

 

サイドメニューはチャーハン、半チャーハン、ご飯、餃子があり、17時以降だと焼き豚もやし、炙りネギ玉マヨネーズ、もやし炒め、キムチチャーハン、枝豆などの夜メニューや、お好きなアルコールと餃子5個、枝豆が楽しめるお疲れセット700円もあって、ちょい飲みも出来るようになっているのもいいですね~。

 

今回は初めての訪問ということで、基本的なところは押さえておきたいなと、まずは昔系あっさりラーメン630円に半チャーハンと餃子5個のAセット350円を注文。

 


 

しばし待ってラーメンとサイドメニュー登場!

 


 


 


 

昔系あっさりラーメンは濃度も控えめかつ脂感も控えめで非常にまろやか、あっさりと言えばあっさりですが、旨味はしっかりしていてグイグイと飲めるタイプ。

 


 

そこに宝フーズ謹製の26番の中細普通麺、これがスープをよく吸って持ち上げてくれていて、ズルズルと手が止まりません。

 


 


 

具材は昔ながらのチャーシューが二枚とキクラゲ、ネギのオーソドックスなスタイル。

このチャーシューが全く臭みがなく、肉肉しい歯応えで味付け自体はラーメンの邪魔をしないほど良い味付けでイイ感じ。

 


 


 

ちなみに、半チャーハンはチャーハン専用にお米を炊いているの?と思ったくらいにパラッパラに仕上がっていて、それでいて油っぽさがなく、味付けも気持ち抑えめ。

これも初代が考案した特殊な仕込みと作り方の賜物だそうです。

小さな子供にも良さそうなちょうど良い塩梅の味付けで、私は激辛黒高菜と合わせたり、ラーメンスープと一緒に頂いたりしながら大変美味しく頂きました。

 


 

餃子はちょっと変わったスタイルで包むというよりも皮を半分に折って餡を挟んである感じ。

よく焼いてあってパリッとしたその食感が良いです。

 


 

ギョウザのタレとラー油も用意してあるんですが、ピリ辛の味噌が一緒に出てきて、これと一緒に食べるのがバリうま!

豆板醤のような風味とニンニクが効かせてあるややピリ辛で甘めの味噌ダレで、これはお酒に合うやつです。

※私は飲みませんけど

 


 

合間にチャーハンや餃子も頂きながらラーメンをズルズルと啜り、途中で激辛黒高菜を少し加えて味変を楽しみつつ、一気にスープまで完食。

いやあ、めっちゃ美味いですね~(^-^)

 

次に基本と思われる楽亭ラーメンに煮たまごトッピングで注文。

 


 


 


 

こちらは同じ豚骨スープなんですが、やや濃度が高いようで、それでもブリックスで5くらいかな、少し脂感もありあっさりに比べればこってり感があって、ほのかにニンニクの風味もあります。

こちらと比べると、確かに昔系あっさりラーメンは相当あっさりしていて食べやすいですね。

ちなみに、こちらの豚骨スープは頭骨とゲンコツを使って奥の二つある巨大釜で一昼夜丁寧に炊き出しているそうで、ものすごくきれいに雑味もなく仕上がっていて、とてもまろやかで飲みやすい。

そこにタレが効いているんですが、塩味も非常にまろやかで、他ではあまり食べたことがないタイプ。

後から伺ってみると、ラーメンのタレを作るのに醤油だけでなく数種の野菜まで加えて長時間煮込んでいるそうで、魚介系などは使用していないとのこと。

ラーメンのタレで野菜を使うというのは初めて聞く話で、これもまた唯一無二ですね~。

※楽亭ラーメンと昔系あっさりラーメンのタレはそれぞれ別のタレを使用されています

 


 

そして宝フーズ謹製の麺、こちらも昔系あっさりラーメンと同じ26番の気持ち太めの中細麺、若干茹で伸びが早いのでカタ、もしくはしっかり茹でるヤワで頂くのがオススメです。

 


 

具材は全く同じなので割愛しますが、煮たまご。

こちらのほど良い味付けと美しい半熟具合、素晴らしかったです(^-^)

 

このラーメンにも激辛黒高菜、めっちゃ合います。

 

麺を食べ切り、細麺を替玉で注文。

すぐに出てきました!

 


 


 


 


 


 

普通で頼みましたが、細麺の方がむしろコシを強く感じ、よりスープに絡みつつも啜りやすい感じがします。

麺番は28番、極細麺と言っても良いくらいの細さで、こちらも美味かったですね~。

 

次に、味噌豚骨ラーメンを注文。

 


 


 

味噌豚骨ラーメンは着丼時から味噌の香りが立ち上り、具材としてはもやしが追加されています。

 


 

味噌自体は合わせ味噌だと思うんですがやや赤みそっぽいというか、しっかりとした味噌の風味と軽い酸味、それをまろやかな豚骨スーフが包んでいて非常に食べやすくされています。

 


 

麺との絡みもよいですね~。

 


 

チャーシューも味噌豚骨スープと頂くとより引き立つ感じがしますし、もやしはシャキシャキで良いアクセントになっていますね。

 

ズルズルと麺を頂き、替玉で唐辛子麺をヤワで注文。

 

この唐辛子麺、なんと2000年、創業まもなくの時期から販売されているということで、初代大将が他に無い物を出したいと、宝フーズさんにお願いして開発して頂いたという経緯があるそうです。

そこから広がって今では馬出の駒やをはじめとした宝フーズの麺を使用している豚骨ラーメン店の一部で名物として販売されています。

実際、麺生地に何かを練り込む、特に唐辛子のように辛味や風味、色味が出るものを混ぜるとなると、製造ラインを分けたり、製麺する度に機械の洗浄まで行う必要があるため、ほとんどの製麺屋さんでは製造すること自体ハードルが高いんですが、宝フーズさんと楽亭の初代大将の信頼関係から産まれたこの唐辛子麺は今ではかなりの人気を得ているんですよね~。

 

ちょっと話が脱線しましたが、やがて唐辛子麺登場!

 


 


 

今回はヤワにしたのでしっかり中まで火が通り、コシが出ています。

普通で食べてももちろん美味しいんですが、個人的にしっかり茹でてコシが出た麺も好きなんですよね~。

 


 

で、麺自体が結構辛味があるので、この味噌豚骨のスープに絶妙に合うんです。

もう手が止まらなくなり、ズルズルと一気に完食。

 

味噌豚骨ラーメンはめっちゃ美味しいし、味噌ラーメンとしても非常に食べやすいんですが、食べやすい分ガッツリとニンニクを効かせてパンチを効かせたいというか、特にガーリックチップを追加したら更に美味い気が。

難しいようならすりおろしニンニクだけでも置いて頂きたいなあと個人的な意見として思いました。

 

一通り頂き、大満足(^-^)

 

ごちそうさまでした<m(_ _)m>

 

ぜひ次は練りごまの風味が効いて濃厚で辛旨らしい濃厚担々めんと、辛練りラーメン二杯も食べに伺いたいと思います(^-^)

 

 

 

ここからは楽亭の歴史について。

 

ラーメンを食べた後、ちょうどお客様が帰られたので三代目大将の中村さんから色々とお話を伺ったんですが、楽亭の創業者である初代大将浅野幸一さん、そして二代目大将牧達哉さん、そして三代目大将中村保志さん、いずれも血縁関係は無いそうなんですね。

 

初代の大将である浅野幸一さんは元々は現在のお店の近くのガソリンスタンドで働いていたそうで、その時一緒に働いていた方が後に二代目大将となる牧さん。

その後、浅野さんはラーメン店で修業を積み、当時の宝フーズ社長からの指導や応援もあって、奥様と福津市に楽亭を2000年1月1日にオープンされます。

 

オープンしてからも研究熱心な浅野大将は宝フーズと唐辛子を練り込んだ麺を開発して販売したり、激辛黒高菜を開発したり、餃子を辛みそを付けて食べるようにしたり、ラーメンの作り方にしても巨大な回転釜を二基使用して長時間炊き上げるだけでなく、ラーメンのタレに野菜を加えることや、チャーシューの炊き方、あっさりラーメンと楽亭ラーメンの基本の二種類のラーメンの作り方やチャーハンの仕込みや作り方など、実に様々なことを考案し研究して販売されるようになりました。

楽亭の商品やその仕込み、調理方法は他には無いオリジナルのものが多く、いかに初代が勉強家であり、かつこだわりを持たれていた方だったのか、楽亭のラーメンやその他のメニューを食べた時点ですごいなあと思っていたものの、実際にお話を聞くと更に感心させられます。

※大まかなお話のみで、細かい調理法や仕込みの方法などについては企業秘密ということで伺っておりません。

 

結果としてお店は繁盛し、オープンから5年経過した2005年、当時まだ10代だった三代目大将となる中村さんが楽亭で働くこととなりました。

求人チラシを見ての応募だったそうですが、子どもがいなかったからか、何か感じるものがあったからか、浅野大将は中村さんを息子のように温かく見守り、様々に面倒を見てくれたそうです。

中村さんが幼馴染のお爺さんの会社に正社員で勤めることとなって楽亭を辞めることを伝えた際も、跡を継ぐならラーメン屋がいいと思うけどなあと、寂しそうな顔を見せながら言われたことを未だに忘れられないと中村大将は言います。

 

その後、入れ替わるように二代目の大将となる牧さんが楽亭に勤めるようになり、でも中村さんも何かにつけて楽亭を訪れ、浅野大将との縁を大事にされていたんですが、2006年、浅野大将がガンとなってしまい、治療に専念すべく引退することとなって、奥様が代表に、そして牧さんが二代目の大将になってとにかくお店を継続させていこうということになられたそうです。

 

ただ、牧大将はラーメン店を経営するつもりはなく、出来れば大将も引き受けたくはなかったらしいのですが、ここで自分が現場を回さないとどうしようもないし浅野大将に申し訳が立たないと、牧さんはそれから2015年までの間、二代目大将として楽亭を守っていかれました。

 

浅野大将は入退院を繰り返して2013年頃に亡くなられ、その2年後に奥様が代表を下りて引退したいからと二代目大将の牧さんにお店を引き継いで欲しいというお話をされたそうですが、経営者になるつもりは無い牧さんはその話を断ってお店を辞められ、そしてずっと親交があった中村さんにお店を継いで欲しいという話がいき、三代目大将が誕生することとなります。

 

実は三代目を引き継いだはいいものの、ずっと初代大将夫妻と親交があったとは言え十代の頃に短い期間働いただけの中村さんは当然楽亭の味を全ては習得しておらず、引き継いで数年はどうしようもなくて困り果ててしまった時期があるのだそうです。

そんな時にフラリと牧さんが立ち寄られて、数年間の間、立場を変えて従業員として働きながら初代から引き継いだ全てを中村大将に教えてくれたのだそうで、それ以後、本当の意味で三代目になりましたと言われていました。

 

初代大将である浅野さんは大変な人格者で、たくさんの方たちに慕われる方だったそうです。

その浅野さんが子供がいない自分たちには店が子供みたいなものだからと、とても大事にして全てを捧げられて。

その浅野さんの思いを守る為に牧さんは二代目となられ。

そして初代から思いと、二代目から味を承継して三代目となられた中村大将。

 

必ずしも円満な関係ばかりではなかったそうですが、おそらく血縁関係ではなかったからこそ、お店を残したい、育てて繁盛させたいという初代の思いが絆となって三代目まで引き継がれ、20年以上もお店を継続させているのだろうと思います。

 


 

お店に入ってすぐのカウンターの上には、初代大将浅野さんの写真が飾られています。

こうして思いが紡がれているというのは日本人として、また一人のラーメン好きとして胸を打たれるものがあり、とても感動いたしました。

改めて中村大将、貴重なお話をありがとうございました。

そして、リニューアルオープンおめでとうございます!

 


 

 

ラーメン大好きガーソーさんYouTubeでも動画配信中です。

動画内では11月末までの期間限定で、中村大将のご好意で視聴者サービスも発表させて頂いてます。

ぜひご視聴の上、ご利用頂ければ嬉しいです。

 

 

ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中

 

 

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