オープンして既に10年ほどが経過し、那の川本店、天神店、小倉店、姪浜店、JR香椎駅店の5店舗、そして小倉の有名焼肉店で人気のカレーとコラボしたカレー&ラーメンBRANCH博多店があるお店、まるたん。
※小倉店はリニューアルオープンとして唐揚げかっちゃん×まるたんのお店として現在営業中。
博多新名物と謳うまるたんのラーメンは博多ラーメンと担々麺の良いところ取りをしつつ、更に非豚骨系でもある傑作ラーメン、拉担麺(ラータンメン)。
それこそオープン時から食べに行ってまして、かなり好きなラーメンでありお店です。
実際にどんなラーメンなのか、という点を先に説明しておきますと。
ねぎ、ショウガ、ニンニク、玉ねぎの香味野菜を炊いた野菜スープに秘伝の胡麻ペーストと熟成醤油ダレを合わせた、濃厚なゴマのコクがしっかりあるのに後味が軽くてヘルシーなスープに、博多ラーメンと同じく細麺を合わせ、ピリ辛のラー油と甘めの肉味噌をのせてあります。
担々麺の味わいでしっかりと旨く、博多ラーメンのように細麺でスルスル食べられ、かつ替玉も出来て、後味はスッキリ、毎日でも食べられるほど飽きのこない一杯で、正に非とんこつ系の傑作ラーメンであり、博多新名物と言われるのもわかる、実によく出来たラーメンなんですよね。
最初に食べた時は衝撃で、こんなにガツンとコクがあって美味いのに、スープが野菜系？？？と、何度食べても当初は信じられない思いでした。
今では通常のラータンメンに加え、肉味噌を大豆ミートに変えたビーガンラーメンも出してらっしゃいますが、それも野菜スープベースでここまで美味い一杯を作られているからこそ。
もしまだ食べたことが無い方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度試して頂きたいと思います。
辛いのが苦手な私でも食べられるくらいのちょいピリ辛で、お子さんでも大丈夫なくらいだと思いますし、辛いのが好きな方の為に無料の辛子高菜、2～5辛に辛さ変更出来るピリ辛にんにく、辛ミソなどの有料トッピング、そして更なる辛いものを食べたい方向けに、辛世界(10辛)という超辛いラーメンまで用意されています。
個人的には、サッパリ食べたい方向けに用意されている黒酢もいいんですよね、酸辣湯麺ぽい味になって。
そんなまるたんですが、一号店であり本店でもある那の川店に先日伺ってきました。
実は弊社の近くかつ管理物件でもあるので、私には馴染み深いお店です。
右隣の桜Cafeシフォンというシフォンケーキ専門店の更に右隣に3台コインパーキングがありまして、ここが一番近い駐車場です。
そちらに停めてお店の前に。
毎回お店の前に立つ度に感心するのが出店の際の立地選びについて。
お店に来たらわかりますが、いわゆる日赤通り沿いの、あの一蘭那の川店の右隣にまるたんはあるんですよね。
一蘭那の川店は現在の社長が創業者から引き継いで一蘭を始めた最初のお店で、言わば発祥のお店でして、既に大幅にリニューアルはされているものの、ファンの方からすれば一蘭の聖地の一つなんですよね。
あえて、その隣に本店を構えられ、そこから繁盛されて店舗展開を果たしたという点が、非常に勉強になります。
ラーメン店の隣にラーメン店を出店する、というのは恐らくなかなか選ばない方が多いと思いますが、敢えて出店することでの知名度の向上と、ラーメン店同士でも種類が違う為に集客の相乗効果が生まれ、結果として成功されています。
また、隣だからこその目立つ外観でもあり、お店の上部には大きな丼にラータンメンが入ったオブジェが設置されていて、かなり一目を引くようにもされていて、その点も勉強になりますね。
お店の前に立つと、右手側に券売機が設置してあります。
ちなみに、通常の営業時間は11時～4時までと、深夜まで空いていて非常に助かるんですよね。
※4月22日～5月19日までは福岡県の要請により11時～21時までの営業時間となっています。
お店の入口にはメニューも含めて色々と張り紙がしてあり、券売機とそれらを見ながら何を食べるかちょっと考えた後。
一通り食べたいなと、博多鉄板焼きセットに煮卵トッピング、チャーハン、餃子5個を購入。
博多鉄板焼きセットというのは、博多鉄板焼き(いわゆるびっくり亭を元祖とする豚肉とキャベツを炒めて辛味噌で頂く博多のソウルフード)とご飯、ラータンメンをセットにした物で、ご飯の量も大中小から選ぶことが出来ます。
ちなみに、まるたんは全店で雨の日のサービスというのをされていて、雨の日にホームページやSNSにアップされているまるたんの雨の日サービスの画像をお店の方に見せると、替玉か煮卵(いずれも100円)のどちらかを無料で1つ頂くことが出来ます。
ラータンメンには肉味噌を大豆ミートに変えたビーガンラータンメンや、究極に辛い激辛ラータンメンの辛世界なんかもあるんですが、辛いのが苦手だし肉も好きな私はラータンメンにしました。
食券を購入して店内に入ると、右手側に厨房があって、その前がL字型カウンターになっています。
カウンターは13席で、それぞれの席には衝立があり、ソーシャルディスタンスも保たれていますね。
入口入ってすぐ左手には冷水機があって、そちらでお冷を注いでからカウンターに着席。
そのまま食券を渡し、麺の硬さは普通、ご飯の量は大でお願いしてしばし待ちます。
卓上にはご飯用のふりかけ、餃子のたれ、ラー油が置いてあります。
コロナ前には辛子高菜も卓上に置いてあったんですが、元々冷蔵庫に入っていて、お願いすると出して頂ける黒酢と同様に、辛子高菜も声かけをすると小皿分頂けるようになっています。
ご飯用にふりかけが置いてある気遣いがいいですよね～。
やがて博多鉄板焼き、ご飯、煮卵入りラータンメン、餃子、チャーハンの順に登場！
博多鉄板焼きは斜めにアツアツの鉄板を傾けてあり、キャベツと豚サガリ(ハラミと近い横隔膜を支える部位)をニンニクと塩で炒めてあるアツアツの鉄板焼肉から出た油や野菜の水分が鉄板の片側に溜まるので、そちらに辛みそを溶かしてお好みで肉やキャベツに絡めながら頂いてご飯をほうばる、というものなんですが、まず肉自体が美味いんですよね～。
ちょっと肉の量は少なめではありますが、代わりにキャベツがたっぷり入っていて、また豚の脂たっぷりで炒めているお店が多い中、こちらは脂の量自体のバランスが良く、後からそんなにもたれない、けどしっかり美味くてご飯が進むんです。
ご飯自体もふっくらツヤツヤで美味い(^-^)
ガツガツとかきこんでいたらラータンメンが来たので、一旦麺に。
ラータンメンは見た目からは濃厚そうに見えますし、実際に食べてみたらゴマがめっちゃガツンと効いててコクがあり、醤油ダレもキレよく入っている為、ものすごく美味しいしご飯にも合うんですけど、実際には香味野菜を使った野菜スープなので、これもまた後味が軽くて食べやすいんです。
ラー油は入っていますが、私でも食べられるくらいのピリ辛で、それがまたクセになるんですよね。
麺はコシが強い細麺で、スープの持ち上げも良くてこれもまた旨し！
真ん中には肉味噌が入っていて、これも麺と絡めて食べるとちょっと甘めの肉味噌がいい感じ(^-^)
トッピングの煮卵はやや味濃いめ、甘辛ですが、醤油ベースの味なのでご飯にも合っていて、博多鉄板焼きとご飯、煮卵の組み合わせはたまりませんね～。
餃子
サイズは一口餃子ではない博多では普通くらいのサイズ、しっかり焼いてあって餡もジューシィですが、個人的にはもう少しパリッと皮目が焼いてある方が好きですね。
でも、ご飯にも合う美味しい餃子です。
チャーハン
ふんわりした仕上がりでご飯自体の水分も残っているけどよく炒めてあって、これもシンプルながら美味しいです。
これも具材は卵、ネギ、ニンジン、タマネギかな、野菜主体です。
どれも美味しく頂きつつ、久しぶりに食べるラータンメンが美味かったんで、替玉と辛子高菜、黒酢を追加。
これも普通麺で頂きましたが、替玉で頂くとやや硬くなり、それもまた美味しくて。
黒酢を入れるとかなりサッパリと頂けて、これもまた好きなんですよね。
辛子高菜は久しぶりに頂いたら激辛で、ちょっとずつ加えて頂きました。
で、あんまり美味しかったので、更に替玉追加。
ついついスープまで完食です。
久しぶりに頂きましたが、ラータンメンも博多鉄板焼きも美味しくて、そりゃあお店も増えるわけです。
カレー店や唐揚げ店とのコラボもされていたし、これから更に色々な形でお店が増えていくかもしれませんね。
その点も注目しつつ、またぜひ食べに行きたいと思います。
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中
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非とんこつ系傑作ラーメン 博多ラーメン＋担々麺＝拉担麺のまるたん那の川本店訪問
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