水曜日の夕方、以前私が開催したラーメン店開業セミナーに参加して頂いた方が、今度粕屋郡志免町志免東の三洋軒志免支店跡で中華そば屋をオープンされるということで、提供予定の中華そばと担々麺を試食しに伺ってきました。
 
 和食の料理人さんが作る、和食の技法を活かし、かつ博多ならではの中華そばと聞いているので、楽しみです(*^-^*)
 
  
 
 まずは中華そば。
 
 こちら、イメージとしては博多あご出汁中華そば、ということになるそうです。
 
 博多の人間に取っては博多雑煮でお馴染みのあご出汁をメインに、これまた博多水炊きでお馴染みの鶏ガラスープで旨味を足しているそうで、更にあご出汁の風味を強くするためにあごから取った油を加え、背油でコクを加えたスープ。
 
  
 
 このあご出汁をまたわざわざ漁師さんから買い付け、送って頂いている焼きあごを使用して丁寧に出汁を引いているそうで、一口含んだ瞬間に感じるあご出汁の鮮烈な旨味が素晴らしいです。
 
 鶏ガラスープは言われてみたらというくらいにしか感じないんですが、しっかり旨味で支え、一体化している感じですね。
 
 カエシの中には和食の料理人さんらしく様々な材料を使用されているそうで、その旨味と自然な甘み、全体的なキレはあるのに優しいバランスですね。
 
  
 
 そして麺。
 
 これが熟成ちぢれ麺で、頂いたのは実際に使う麺とは若干違うそうなんですが、コシがあり、スープとの絡みがよく、実に美味しいです。
 
 スープに負けない、力強い麺ですね!
 
  
 
 チャーシューは豚バラを使用されていて、スープと合っていてケンカしていません。
 
 だけど、控えめだけどしっかりと味は付いていて、美味しいです(^-^)
 
 他の具材は刻んだ茎ワカメ、ネギ、海苔、鶏節。
 
 茎ワカメとネギは食感が良いですね。
 
 海苔も風味がよく、やはりこのスープによく合います。
 
 鶏節は私は初めて食べましたが、単体で食べるとそうでもないんですけど、スープに浸して頂くと、じんわりと鶏の旨味が出てきて、段々と全体の味まで変化していくんですよ。
 
 美味しくて楽しい仕掛けに、感心しきりです。
 
 途中で辛子高菜と特製辛味山椒も頂いたので使ってみました。
 
  
 
 辛子高菜はやや甘辛に煮て刻んだ昆布と合わせてあり、辛いんですけど甘さもあって、ご飯がえらく進む感じです。
 
 中華そばと合わせても美味しくいただけました。
 
  
 
 感心したのが山椒ベースの辛味。
 
 要するに山椒が強めの美味い七味って感じなんですが、山椒の風味が加わることで、更にスープにキレが増して美味しくなります。
 
 この辺も和食の料理人さんならではですね。
 
  
 
 いつの間にやら麺どころかスープまで完食。
 
 大変美味しく頂きました(^-^)
 
  
 
 次に担々麺。
 
 こちらは魚介担々麺だそうで、こちらに関しては鶏ガラスープをベースにし、和食の技法を活かしたゴマしょうゆベースのゴマダレを合わせて、更に魚介で深みを出しているんだそうです。
 
  
 
 辛いのは苦手なんで、恐る恐る食べてみると、確かに辛いんですが、その辛さの向こうに旨味がしっかりあって、辛い、けど美味い!と叫びながら手が止まりません(;^ω^)
 
  
 
 また麺が同じ熟成ちぢれ麺なんですけど、やはりスープに負けてなくて、合わせて更に美味いんですよねえ。
 
  
 
 刻み玉ねぎ、肉味噌、刻み茎わかめ、刻みネギ、焙煎して砕いたピーナッツが具材として入っていて、どれも一体感があり、美味しいです。
 
 こちらに関してはもう少しブラッシュアップするとのことでしたが、いやいや、この時点で相当な完成度です。
 
 ちなみに、この担々麺にも先ほどの辛味山椒を加えてみたんですが、更に風味が増して美味しかったですね。
 
 結局、こちらもついついスープを飲んでしまいました。
 
 販売する際には辛味も追加出来るようになるらしいので、辛い物好きな方にはぜひお試し頂きたい一杯です。
 
  
 
 試食の後、移動してお店を見に行きました。
 
 まだ看板は付け変わっていないんですが、厨房を含めて店内はほぼ完成しています。
 
  
 
 ホシザキさんが新品で組まれた厨房は高さもきれいに揃い、厨房器具同士もしっかりコーキングを打ってあって、実に使いやすそうです。
 
 新品の餃子の全自動焼機もですが、一番良いなあと思ったのが6テボの茹で麺機。
 
  
 
  
 
 こちら、タニコーさんの蒼龍という商品なんですが、輻射熱を低減させ、厨房内の熱を減らし、更にガス代も大幅に節約してくれるという優れものなんですよ。
 
 テボ穴にも通称ゆげシャッターが付いていて、アイドルタイムのガス代節約と、お湯跳ね防止になっています。
 
 また、涼厨というガス事業者さんの認証シールも貼られていて、これが貼ってあるガス器具は輻射熱の低減対策で出来ている、これらに置き換えることで涼しい厨房になりますよ、ということなんですけど、隣のフライヤーにも付いていて、これは厨房内だけじゃなくて、お店全体も暑くならないように気を配られた結果なんですよねえ。
 
 いずれにしても実機を見るのは私も初めてで、感激しました(*^-^*)
 
  
 
 ちなみに、まだイスやテーブルの搬入はされていませんでしたけど、L字型のカウンターに多分2人用テーブル2つになるのではないかと。
 
 多分、12人から13人くらいの席数かな。
 
 近々、看板も付け変わるそうなので、その際にはまた詳細をお知らせ出来るかと思います。
 
 それにしても6月下旬のオープン、私も楽しみなんですけど、ちょうどその時期、私は福大病院に入院中なんですよねえ・・・。
 
 仕方ないので退院してから伺うとして、それまでは他の方の投稿を見て予習しておこうと思います。
 
 大変美味しく試食をさせて頂きました。
 
 ごちそうさまでした<m(_ _)m>
 
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糟屋郡志免町の三洋軒志免店跡に6月下旬オープン予定の中華そば屋の中華そばと担々麺試食
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