だいぶ前の話ですけど、びっくり亭の出身の方が少し離れたところで同じ鉄板焼きのお店をされていて、かなり昔からあるけどびっくり亭よりも自分はそっちが好きでよく若い頃に通ってました、という話を某有名ラーメン店の社長さんから伺ったことがあり、気になって伺ってみたら、肉質が若干固い気がするけど肉肉しさがあって、部位なのかカットなのかわかりませんが、確かにこちらの方が好みかもと思った、いわゆるスタミナ鉄板焼のお店がありまして。
それが春日市日の出町にある「かねしろ」です。
これが立地的なところなのか、あるいは客層がそうなのか、とにかく食べログやらでは全く出てこないんですね。
でもお客さんは常に一定数入っていて、とにかく皆さん入って注文して黙々と食べて帰る。
先日、ケンミンショーでスタミナ鉄板焼の元祖、びっくり亭が取り上げられ、あちこちのびっくり亭及びその模倣店が来客を増やしている中、長く行けてないけど先日珍しく投稿見たしと立ち寄ってみたら、相変わらずお客さんは入ってはいるものの、席にゆとりはあり、まったりムード。
そう、常連さんに支えられ、世の中の流行り廃りに全く影響されていないお店なんですよね~、こちら。
そこにホッとするというか、安心感を覚えます(^-^)
目の前の駐車場に車を停めて店内に入ってみると、座敷は1つを除いて埋まってますが、カウンターは空いていたのでそちらに着席し、久しぶりなのになんか習慣的に焼肉ダブルとめし大を注文。
店内は全く変わってなくて、もう昭和感、それも昭和中期くらいの雰囲気。
おばちゃんとおじちゃんと比較的若い男性の三人で回されてます。
目の前にはスタミナ鉄板焼ではおなじみの辛みそがあるんですが、ここのはびっくり亭とは少し違って、ラードか何かの脂が少ないんですかね、見た目から違います。
やがてご飯、味噌汁、焼肉が登場!
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スタミナ鉄板焼と言えば、鉄板を傾けて片側に肉の脂を集め、そこに辛みそを溶かして和えながら食べる、というのがスタイルですけど、こちらではその際に使う木の棒みたいなのがありません。
カウンターの端にいくつか置いてある、ライターを鉄板の下に敷いてある木の台の下に置いて傾けます。
そういえば、昔ライターを所持していた時は自分のライターを敷いて傾けてたもんでした。
傾けた後に肉と野菜をかき分けてスペースを作って辛みそを置いて溶かしたら準備完了!
まずは味噌汁から頂いてみると、アツアツですが味付けは控えめのわかめの味噌汁。
それから肉とキャベツに辛みそを和えて頂いてみると、肉はかなり固いんですけど肉!って感じの旨味がしっかりあって、キャベツは火を通しすぎてなくてシャクシャクした食感が残るくらいの仕上げ。
すかさずご飯を口に放り込むと、あー、これこれって感じ。
豚肉の旨味とその脂の甘み、キャベツの甘み、辛みその辛味と塩コショーとニンニクの風味が混然一体となり、ご飯がいくらでも食べられちゃいそうな美味しさ。
そのまま勢いよくご飯を完食してしまい、めし大をお代わりして終了。
もちろんびっくり亭も美味いんですが、同じ系統だけどちょっと違う感じで、ここもまた美味いんですよねえ。
長年固定ファンが付いているというのもよくわかります。
肉とキャベツ、辛みそのシンプルな組み合わせながら、それが少し違うだけで味わいもだいぶ違ってきて、でもこれも美味いし私自身としてはむしろかねしろの方がより好みなんですよね~。
まあ肉はちょっと固いんですけどね(;^ω^)
びっくり亭が元祖のスタミナ鉄板焼は類似店たくさんありますけど、なんだかんだ言ってびっくり亭より美味いお店って私は一軒しか知りませんし、それ以外で同等に美味いと思うのはかねしろくらい。
もはや福岡のソウルフードとなっているスタミナ鉄板焼ですが、この老舗感満載のかねしろ、食べたことが無い方は一度試して頂きたいお店です(*^-^*)
ごちそうさまでしたm(_ _)m
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