鍋ケ滝を後にして、山川草木というそば屋さんを目指すも、焼肉屋さんに変わっていたので、改めてそば街道にやってきました。
212号線からそば街道入口の看板を見て脇道に入って進入。
初めて来ましたが、入口には吾亦紅という名前のそば屋さんがあり、その対面側にも蕎麦菜というそば屋さんがあって、そこから先に進むと、鬱蒼とした森の中の道沿いにそば屋さんがちょいちょいと出てくる感じ。
吾亦紅、蕎麦菜、戸無のそば屋、鬼笑庵、蕎麦季里、花郷庵と、それ以外にもあったかもしれませんが、看板を見ながらどこに入ろうか悩むのもまた楽しい(*^-^*)
予備知識が無いので、そば街道発祥のお店と書いてあった戸無のそば屋本店に伺うことにして、お店の前の駐車場に。
駐車場の横には茅葺の木造家屋があり、製粉所と書かれていました。
どうやら粉も自分で引かれているようです。
入口に行ってみると、何とも趣のある佇まい。
笊そば専門店と書かれていて、丼物は御座居ませんと。
こだわりを感じますねえ。
小笠原流手打蕎麦切総本家とも書かれていましたが、後から聞いたところ、山川草木と同じ小笠原さんという方がこちらも経営されていて、黒川温泉を有名にされた立役者でもあるんだそうで、その小笠原さんが作る蕎麦だからこの看板なんでしょうね。
そのまま奥の外が見えるテーブル席にご案内頂きました。
入口から席までの間、有名人が来店された写真やサインがあったり、いい感じの焼物が飾ってあったり、老舗で有名店なのがよくわかります。
席からは畑が見えて、一面緑。
テーブル席の上に、昔のドライブインでよく置いてあった星座占いが出来る置物が置いてあるのが懐かしい。
まずはメニューを見ると、達筆な筆文字で色々と書いてあります。
国産蕎麦と石臼引きにこだわられている、食べ方も10分以内でないと極端に風味が落ちるので出来るだけ早く食べて頂きたい、そのまま、塩で、ツユでとお楽しみ頂きたい等など。
期待が高まる中、二八蕎麦と十割蕎麦の二種類があるということで、私は十割蕎麦。
他の三人は十割蕎麦と二八で分かれました。
で、舞茸の天ぷらと竹の皮ちまきも注文。
そこからしばし待って、そばツユ、漬物、抹茶塩、栗の渋皮煮が出てきました。
そばツユの匂いを嗅いでみると、かなり鰹節の風味が強いですね。
先に竹の皮ちきま登場。
中身はしっかり目に味が付いて、もっちもちのちまき。
牛肉だと思いますが、肉がかなり大きいのが入ってますね。
ちまき好きなんで、瞬殺で無くなりました。
やがて二八そばが登場。
板そばというのか、お盆の上に笊を敷いての提供です。
それから舞茸の天ぷら。
舞茸の天ぷらと書いてあったけど、カボチャ、サツマイモ、茄子、オクラ、ゴーヤ、舞茸の天ぷら盛り合わせでした。
最後に十割そば登場!
伸びない内にとまずはそのまま。
精製の度合いが高いのか、白い色目でやや甘みがあります。
十割にしてはつなぎがしっかりしていて、なかなかに美味しい(^-^)
岩塩と抹茶塩両方でも食べてみましたが、塩もなかなかいけます。
そばツユにつけてみると、そばツユ自体がかなり鰹節が強く、また甘みもしっかりあるタイプだったので、全部つけて食べるとちょっとツユの味が勝ちすぎるかな。
ちょっとつけるくらいで食べた方がいいようでした。
二八も試してみましたが、そちらは殻ごと製粉しているらしく、そばの風味が強くて、でも二八らしくコシもあるので、そばとしてはこちらの方が食べやすいかも。
個人的には十割そばの方が好みでしたが、どちらも美味しかったですね(^-^)
天ぷらは抹茶塩メインで食べましたが、衣も薄めで美味しかったです。
最後に蕎麦湯。
これはそばを茹でたお湯ではなくて、そば粉を溶かした専用の蕎麦湯らしく、相当に濃厚で美味しかったです。
ちょっと風味が強いと思ったそばツユも、これで割って飲むといい感じでしたね。
お値段もそれなりにしましたが、雰囲気とこだわりを考えたらこれくらいはするかな。
まだそば街道の各店を制覇していないので何ともですが、良い経験になりました(^-^)
ごちそうさまでしたm(_ _)m
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南小国町そば街道の戸無のそば屋本店初訪問[こだわりがすごい]
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