2004年に創業以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで今や国内18店舗、海外9ヶ国47店舗を展開する博多を代表する豚骨ラーメン店「博多一幸舎」。
そのお膝元である博多の地に、博多エリア4店舗目となる博多一幸舎博多駅筑紫口店が9月28日火曜日11時からオープン!
しかも、場所が博多駅の筑紫口を出たところの角。
長年、おっしょいラーメンが営業されていためちゃくちゃ目立つ場所に出店されるということで、オープン前から注目を集めています。
敷地的には博多駅構内の一部、以前営業されていたおっしょいラーメンさんはジェイアールサービスネット福岡さんが事業をされていたはずですが、コロナ過にあって飲食部門縮小ということになったのかどうか、正確な事情はわかりませんが博多駅でラーメン店が出店するのに、駅の内外の方から注目される場所ですから当然のことではあるんですが、その期待の大きさに対して博多一幸舎側も気合が入られているようで、事前のプレスリリースだけでなくレセプション、試食会を事前に二日間も行われるということで。
その9月24日と25日に行われたレセプションにお声掛け頂きまして参加してきましたので、レポートしたいと思います。
場所は博多駅の筑紫口側、やや南側のヨドバシカメラに行く手前の角になります。
かなり人通りが多い通りでもあり、電車やバスだともちろん行きやすいですが、私は車で伺ったので、博多駅4階駐車場に車を停めてエレベーターで1階に降りて筑紫口側に出て、南の方へ向かって角にお店はありました。
よく見ると入口と出口に分かれていて、入口側はセブンイレブン側、出口はマツモトキヨシ側になっています。
入口側の横には大きな博多一幸舎の泡系ラーメン写真がオブジェ的に壁に飾られていて、この前で写真撮影する方もいそうな感じです。
伺ったのは24日の夕方でしたが、試食会とは言え博多一幸舎さんの規模になると関わっている方々も多い為、店内はほぼ満席。
まずは入って入口にある検温機と消毒機を兼ねたもので検温と手の消毒をして、本来なら同じく入口左側にある冷水機でお冷をセルフで注いで席に座るんですけども、今回は訓練も兼ねてということなのか、スタッフさんがお冷を注いでテーブル席にご案内してくれました。
店内は入ってすぐ左奥に厨房があり、右手側の壁側には壁を向いたカウンター席が9席、その上には博多一幸舎の元祖泡系の説明も大きく表示されています。
右手側の道路側には4人テーブル席が4つあり、全部で25席、空間としてはゆとりを持たせてある感じですね。
そして他のお店と違い、こちらは出口側にレジカウンターが設置してあって、食券機ではありません。
後からメニューを拝見して納得したんですが、唐揚げや餃子、トッピングだけどつまみになりそうな辛子高菜やメンマ、味玉などに神泡プレミアムモルツ、角ハイボール、こだわり酒場のレモンサワー、ノンアルコールのオールフリーなどちょい飲みも出来るラインナップになっていて、更にラーメンも全部で5種類用意されているので、ちょい飲みで〆にラーメンという使い方を考えるに途中追加の度に席を立たずに済むという配慮やお客様をウロウロさせないことによるコロナ対策など色々な思いからそうされているんでしょうね。
改めてテーブル席に座ってよく見てみると、味変アイテムとしてはゴマ、コショー、白ショウガ、餃子のタレ、替玉専用のタレ、そして唐辛子ベースのラーメン専用辛味が置いてあり、箸や爪楊枝はコロナ対策の為か個包装の物を置いてあります。
ニンニクは多分消毒の関係もあるのか、欲しい方はスタッフさんにお声掛けすると出してもらえるそうです。
また各席の近くにティッシュが置いてある上、個包装されたウェットティッシュも着席と同時に渡されるという隙の無さ、流石ですね~。
今回はレセプションということで、提供メニューが多少絞ってありましたが、ラーメンで言うと本来はこれに赤ラーメンや黒ラーメンが加わり、ご飯物で言うと博多明太丼とチャーマヨ丼、トッピングではチャーシュー、キクラゲ、青ネギが加わるくらいで、ほとんどのメニューを頂けるということになっていました。
なので、一通り全部食べようということで、まずはこの博多駅筑紫口店限定らしい肉盛り中華そばと肉飯、そしてチャーハン、餃子、BIG唐揚げを注文。
待っている間に改めてプレスリリースを熟読しますが、博多駅近辺には博多一幸舎は筑紫口店も入れて全部で4店舗、総本店は海外も含めた全店の旗艦店としてより以上に濃厚かつこだわり抜いたラーメンや餃子を提供されていますし、博多駅2階麺街道にあるデイトス店は博多一幸舎としてもっともスタンダードな元祖泡系ラーメン及びセットメニューを、そして博多駅地下にある博多一番街店はアッサリしたライト系の博多屋台ラーメンを提供されていて、各店それぞれに特徴があります。
そして博多駅筑紫口店はそれらの良いところ取りというか、元祖泡系の濃厚豚骨ラーメンやそれらに海鮮の旨味と辛味を加えた赤ラーメンやマー油を加えた黒ラーメン、更に屋台ラーメンとはまた違うけれどもアッサリしつつも塩味のキレがある塩豚骨ラーメンを揃えた上で、今回私が注文した鶏ガラと煮干しベースの肉盛り中華そばと肉飯まであって、更に餃子や唐揚げもあるしセットメニューもあるし平日限定ランチタイムはご飯100円で大盛無料などのサービスまで用意されているという、実に抜かりの無いラインナップなんですよねえ。
そりゃあ一通り試さなきゃとなるわけです。
そんなことを考えている内に次々と料理が運ばれてきたので早速頂いていきます。
まずは肉盛り中華そば。
こちらは鶏ガラベースの清湯スープに煮干しやウルメ節の魚介を加え、鶏油を加えたものに魚介を効かせた醤油ダレを合わせたというスープ、そこに製麺屋慶史謹製の15番、中太の軽くウェーブがかかった麺、そしてスープ一面にこれでもかと浮かんだバラ肉チャーシューとメンマ、白ネギという組み合わせ。
まずスープから頂いてみると、めっちゃアツアツ、その上でガツンと醤油が効いていて、後から魚介の旨味と鶏油のコクが効いてきます。
透明なスープなんですが、相当に旨味が濃厚で、塩味もかなり強め、ご飯にも合う味わいですね~。
麺は加水率高めのしっかりした食感で、もっちりしつつも噛み応えがしっかりしていて、ただコシがあるというだけではない独特の口当たりが官能的ですらあります。
醤油がしみ込んでしっかりした味わいになっているところに、更に濃厚な旨味のスープが絡んだ麺を啜り上げたらもうたまりませんね!
肉盛りというだけあってめっちゃたくさんのバラ肉チャーシューが入っていますが、このチャーシューがまた柔らかいんですけど肉としての歯応えはあって、しっかりしたスープと一緒に頂くせいかご飯と一緒に食べたくなる味わい。
途中でラーメン用辛味も少し入れてみましたが、コショーも合うんですけど唐辛子の辛味の方が更に風味が良くて合う気がしました。
麺を食べた後、残ったスープとご飯を合わせてみました。
ラーメンとして単品で食べても美味いんですが、ご飯と食べると更に旨さを発揮するというか、何ならご飯はマストなくらい。
更にニンニクと辛味を合わせた時の中毒性もヤバいです。
これは相当によく出来た一杯でしたね~。
合間に頂いた肉飯ですが、こちらはご飯の上にチャーシューとネギをのせて甘辛いタレをかけたもの。
そのままかきこんでももちろん美味いですし、チャーシュー自体の味付けは控えめで、そこに甘辛のタレの組み合わせが肉盛り中華そばのチャーシューとは全く違う味わいながらやっぱりご飯にも合うということで、こちらも美味しかったですし、肉だけでなくご飯自体がピカピカしててめっちゃ美味かったのが流石だなあと思いました。
餃子は博多一幸舎全店に言えることですけど、小ぶりな一口餃子ながらもっちりした皮に旨味のしっかりした、そしてコリコリしたナンコツ入りの餡という組み合わせが美味いんですよね。
ただ、こちらはレセプションだったからというのもあるんでしょうけど、まだ鉄板が馴染んでいないのか、焼いた面の表面が白いというか、パリッとした食感の焼き上げにまでなってなくて、そこは今後に期待ですね。
※ちなみに食べ終わった後に気になった点は全てお店の方に直接お伝えしています
チャーハンはしっとりパラリ、でもよりしっとり感が強い感じでそういう意味ではちょっと懐かしい焼飯っぽい感じ。
玉子、玉ねぎ、ネギ、チャーシューの切れ端のシンプルな組み合わせに薄めた豚骨スープとラータレで味付けと風味付けがされていて、なかなか他にない美味しいチャーハンなんですよね。
ちなみに、珍しく大きなチャーシューの切れ端が入ってて、今回当たりを頂けたみたいです(^-^)
BIG唐揚げは肉汁がドバッと出てくるもも肉の唐揚げなんですが、BIGというだけあって実に大きいです。
そのまま食べても美味しく頂けるくらいのほど良い味付けなんですが、添えてあるスパイス塩と合わせるとご飯やビールにも合う感じなのがまた良いですね。
一通り食べた後、味玉塩豚骨ラーメンと味玉ラーメンを時間差で注文。
味玉塩豚骨ラーメンは豚骨スープの濃度自体を控えめにしてあり、脂泡も浮いておらず乳化はしているもののスッキリしていて、臭みもなくて非常に食べやすい一杯。
その分、ニンニクや辛味もよく合います。
麺は製麺屋慶史謹製の細平打ち麺、やや加水率が高めになっていて細麺だから啜りやすいんだけどコシがあって、これがまた美味いんですよね~。
大きめな肩ロースの薄切りチャーシューは脂身はないけど柔らかく、味付けもラーメンを邪魔しない塩梅の良さで、肉盛り中華そばのバラ肉チャーシューとまた違って美味いんですよね~。
メンマも入っているんですが肉盛り中華そばの醤油スープと違うスープに合わせるとこれもまた別の美味さがありますね。
味玉は私が割る箇所をミスったんで見た目よくありませんが、相変わらずちょうど良い半熟加減にやや強めの味付けでラーメンにもご飯にもめっちゃ合うんですよね~。
こちらもすぐに食べきってしまい、最後に味玉ラーメン。
元祖泡系と言われている博多一幸舎の濃厚ながらも後口はスッキリして食べやすい基本の豚骨ラーメンに、味玉をトッピングしたものです。
最近は博多総本店で、より濃厚で旨味が強いラーメンの方ばかり食べていたので、そちらと比べると豚骨のしっかりとした香りやコッテリ感はあるもののむしろスッキリと食べやすく、ズルズルと麺を啜る手が止まりません。
やはり製麺屋慶史さんの細平打ち麺とこのスープとの組み合わせがたまらないんですよね~。
チャーシューは塩豚骨ラーメンと同じ薄切りの肩ロースチャーシューで、これがまた柔らかくて美味い(^-^)
白ショウガや辛味とも合わせながら一気に完食。
今回はさすがに全メニューを一通り食べる為にスープまでは完食しませんでしたが、肉飯との組み合わせで肉盛り中華そばのスープはほとんど無くなってしまいました。
一通り頂いて、どのラーメンももちろん美味しかったですがそれだけではなく、サイドメニュー全てが美味しいというのは流石でしたね~。
後、こちらのお店限定の肉盛り中華そばと肉飯。
どちらも美味かったですが、お得な楽しみ方としては平日のランチタイムに伺って肉盛り中華そばにニンニクと辛味を合わせ、100円で大盛無料のご飯と合わせるというのがかなりおススメじゃないかなと思いましたね。
肉好きな方なら肉盛り中華そばと肉飯で肉肉しく楽しむのも良いかと思います。
大変美味しく楽しませて頂きました。
正式にオープンされたらぜひまた伺いたいと思います。
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
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