先日、前を通る度に気になっていた、うま馬冷泉店でランチのみ間借り営業されている三馬路(さんまろ)に伺いました。
間借り営業と言っても、三馬路は昭和16年に誕生したラーメン屋台で、その後、五馬路、そしてうま馬と名前を変えたという流れがあり、つまりうま馬の原点の名前。
だから運営自体が別のお店なのではなく、うま馬さんの昼限定の新ブランドとも言えますね。
中華そばかなでさんが火曜日のみ鶏白湯そばまつ尾にブランドチェンジされているみたいな感じ。
あえて原点の屋号にしたのは、創業当初、元々食材が足りない時代ゆえに、その当時ラーメンと言えば鶏ガラでしたが、その鶏が手に入らず仕方なく豚骨を炊いてラーメンを作った、それが最初の博多豚骨ラーメンのはじまりだった、という物語がありまして、それが博多ラーメンの元祖と言われる赤のれんや博龍軒と、色々な流れにつながっていくのですが、では三馬路の創業者が現代に蘇ったとしたら、手に入る鶏ガラでどんなラーメンを作るだろうか、という創業者の思いを汲んでの三馬路、そこからの塩そばと醤油そばの販売なんだそうです。
で、気になっていたので実は数回訪れているんですけど、材料が手に入らず臨時休業、完売により間に合わずと、二回振られてしまい。
今度こそと気合を入れて、麺友さん二人をお誘いし、11時に待ち合わせて伺ったら、うま馬は11時からだけど、三馬路は12時からだったというネタに恵まれつつ、営業時間前に伺うことで、やっと開店と同時に店内に入ることが出来ました(^-^)
三馬路の営業が始まってからまだそんなに日数は立っていないはずなんですが、最初に並んでいた私たちの後にどんどん人が並んでいき、結局開店と同時に満席でお待ちも出ていて、かなり期待値が高く人気が出ているようです。
三馬路はうま馬の営業と違い、テーブル席は使用せずにカウンター席のみでの営業、そしてラーメンは2杯ずつ提供しますということで、席についてすぐに特製塩そば(ワンタン2個とろとろ煮玉子入り)を注文。
待っている間に見ていると、麺を軽くほぐしてから茹ではじめ、その間に鶏ガラと節や煮干しで取ったスープを手鍋で温め、丼も温めてからタレを入れて、という作業を二杯ずつお一人でされていて、丁寧な作業なんですが、見ているとドンドンお腹が空いてくるという不思議(;^ω^)
やがて特製塩そば登場!
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透き通った清湯スープ、細めの中華麺、鶏胸肉チャーシュー、メンマ、刻みネギ、白髪ねぎ、カイワレ大根、そして柚子皮と椎茸ペーストが入っていて、これらを溶かすことで途中から味が変わってくるという仕掛けあり。
まずはスープから頂いてみると、思っていたよりもシンプルに鶏と節、煮干し、昆布などの魚介が来て、塩分は控えめ、後半に椎茸ペーストがジワジワと効いてきて良い仕事をするという感じ。
表面には鶏油かな、しっかり蓋をしてあってえらくアツアツでなかなか冷めません。
なんというか、新しい技術を使用されているんだけど、インパクト重視の今時の味の組み立て方ではなく、シミジミと後から美味しさが伝わってくるタイプですね。
麺はしっかり火を通してあり、東京の菅野製麺所の特製麺だそうですが、どちらかと言えばヤワに感じる、なかなか福岡では見ない麺です。
チャーシューやワンタンもラーメンと一体感があって美味しいです(^-^)
メンマもしっかり塩分を抜いて丁寧に味付けされていて美味しいですし、煮玉子の半熟具合もバッチリで、全体的に丁寧な仕事ぶりですね~。
塩分控えめで多分無化調だと思うんですが、ガツンとくる美味しさを求める方向けではなく、毎日でも食べられるアッサリしたラーメンを求める方向けって感じで、美味しく完食させて頂きました。
後ろで待ってらっしゃるので、二杯食べるわけにもいかず、そのままそそくさと会計して終了。
次回は醤油そばを食べに行きたいと思います。
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
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