今回は国道系で有名な老舗、佐賀県三養基郡基山町の国道3号線沿いの丸幸ラーメンセンター。
こちらをご紹介させて頂きます。
大変メニューが多いお店の為、二回に分けて訪問してある程度のメニューを頂きました。
丸幸ラーメンセンター基山本店
佐賀県三養基郡基山町小倉1642
営業時間は9:00~21:30
定休日 火曜日(祝日により変更有り)
国道3号線沿いで対面側も入れる駐車場100台、店内の席数は150席という全国有数の巨大な、そして1965年にオープンされた歴史もある、いわゆる国道系の久留米ラーメン店、そう、佐賀にあるけどルーツは久留米なんです。
光触媒でのウイルス対策施工済みです。
メニューが大変豊富なお店で昔のドライブインのイメージ。
何と言っても一番人気は豚骨ラーメン。
驚きの470円です。
更にご飯やギョウザ・サラダも付いたラーメン定食もあります。
餃子もしっかりしたサイズ8個で340円。
焼きめしもかなりのボリュームで550円。
更にパリパリ焼きそばやソース焼きそば、中華丼にチャンポン、アイス大福や冷凍みかんまで用意されています。
客席が多いので券売機二台で対応、それでもピーク時は並びます。
メニュー豊富なので悩みますが、まずは基本ということでラーメン、そしてトッピングで生たまご。
ちなみに今回は注文しませんでしたが替麺もあります。
更に餃子、焼きめし、パリパリ焼きそば、ソース焼きそばを購入。
辛子たかなを含め様々なトッピングもあるのでカスタマイズも可能です。
広い店内には数か所冷水機が置いてあり、その隣にはレンゲが置いてあったり、ハリハリ漬けがセルフサービスで置いてあるので自分で注いで指定されたテーブル席に着席。
卓上にはコショーと紅ショウガのみ置いてあります。
テーブルも光触媒コーティング済みでした。
注文を待つことしばし。
ほとんど同じタイミングでメニューが到着、こうして並ぶと壮観ですね。
まずはラーメン、生たまごトッピングから頂きます。
高温高圧の蒸気ボイラーで炊き上げている豚骨スープは基山(きざん)水系の水を使用されているからか、まろやかで臭みは無いですが濃度控えめながらコクがしっかりあり、豚骨の香りはちゃんとしていて、いわゆる久留米食堂系豚骨ラーメンという感じ。
佐賀の地で長年営業されているからなのか、はたまた生卵をトッピングしたからなのか、同時に佐賀ラーメンでもあると言える気がしますが、とにかくこのスープが素晴らしく美味い!
見た目は実にシンプルでチャーシューとネギのみ、トッピングは別料金で色々と用意されていますが、このしっかり旨いラーメンがワンコイン以下は嬉しい限り。
しかも、しっかりしたバラ肉チャーシューが二枚入りですからね。
麺は久留米系らしく中細のやや太めの麺で、時間の無いドライバーさんが啜りやすいように少し短くなっています。
だからなのか、スープとの絡みもよくて、コシもあり美味いです。
チャーシューは脂身も付いてて味付けは控えめです。
次にソース焼きそばを頂きました。
豚肉やキャベツなど具材もしっかり入っていて、麺は中太でしっかりソースが染みていて、味付けはやや濃いめでご飯にも合いますが全体のバランスは良く食べやすいです。
ちなみにソースも付いてきます。
パリパリ焼きそば
長崎皿うどんと似ていて油で揚げたパリパリの細麺の上に具材たっぷりの餡がかかっていますが、味付け自体は気持ち控えめでこれまた食べやすいです。
こちらは酢が付いてくるのでドバドバかけて頂きました。
焼きめし
かなりのボリュームがあり、よく炒められていてパラリとしつつしっとり感も残っていて、味付けはやや控えめながら香ばしい醤油ベース、昔ながらの焼きめしって感じです。
餃子
しっかり焼かれたやや小ぶりな餃子は味付けもしっかりしていてご飯にもよく合います。
ラーメン、ソース焼きそば、パリパリ焼きそば、どれも大変美味しく頂きました!
そして別日に食べていなかったメニューを頂きに再訪。
この日は以前と同じようにハリハリ漬けがテーブルにありました。
アイス大福にも興味惹かれたんですが、今回はパスで。
ワンタンをはじめトッピングが色々あるのも良いですね。
やがてメニューが揃いました。
まずはちゃんぽん、そしてトッピングの生たまご。
野菜たっぷりで海鮮系の具材は入っていませんが、スライスした豚肉も結構入っていてボリュームたっぷり、具材の旨味が溶け込んだ豚骨スープがめっちゃ美味く、ついついいスープを飲む手が止まらなくなります。
ちゃんぽんが美味いと聞いてましたが想像以上ですね。
野菜などはかなり大きめにカットされていて、そういう意味でも食べ応えがありますが、具材の味付けも濃すぎずちょうど良い感じで、生卵のトッピングにも合います。
麺自体は蒸し麺を使われているようで、ちょっとヤワめですがスープがしみ込んでて懐かしくも美味い。
いわゆるチャンポンスライス(チャンスラ)と呼ばれるカマボコが入っているのも良いですね。
中華丼
具材はちゃんぽんや皿うどんとほぼ同じで、それに卵が追加されていますが、味付けはそれぞれ違っていて、中華丼はちょっと醤油強めの餡がご飯に合う感じ。
どちらも美味しく完食させて頂きました。
最後に、出口では持ち帰りラーメンやハリハリ漬けなども販売されていて、地方発送も出来るようになっています。
箱も色々と用意されていて、お土産にも良いですね。
後、サンポー食品とのコラボカップラーメンと棒ラーメンも販売されていて、これもお土産に良さそうです。
最後に、丸幸ラーメンセンターの歴史を解説します。
丸幸ラーメンセンターの歴史は古く、1952年、昭和28年開業の久留米の文化街入口にあった今は無き繁盛店幸陽軒がルーツとなります。
1965年、昭和40年に車社会の訪れを睨み幸陽軒の創業者原口幸春氏と、義弟の八郷清孝氏、従業員だった黒岩文雄氏の共同出資で丸幸ラーメンセンターは現在の場所でスタートしました。
幸陽軒そのものは1974年、昭和49年に久留米で閉店されています。
ちなみに、黒岩氏は翌年の1966年に独立し、これも有名店である大龍ラーメンを創業されていています。
また住み込みで働かれていた方が唯一のれん分け店として1972年に大川でマル幸ラーメンを開業されています。
こちらは大将がご高齢ということもありお昼のみの営業で続けられているそうです。
丸幸ラーメンセンターとしては2001年、平成13年に久留米市原古賀、ひろせ食堂の近くに支店として久留米店をオープンされましたが、平成24年に建物老朽化と店長の病気療養を理由に閉店されています。
義弟である八郷氏が基山町役場裏手のほっとステーション基山で10年ほどラーメン店をされていたことがあったそうで、5年ほど前に閉店し現在は食堂に変わられていて食べに伺えてないのが心残りです。
現在は二代目に変わられている丸幸ラーメンですが、他にもドとんこつで有名な魁龍の森山大将のお父様が前身の幸陽軒で修業されていたりと、関わりがあるお店がたくさんありまして、何より全国的にも有数の席数と駐車場数を誇る巨大なラーメン店ということで、ラーメン業界に与えた影響はけして小さくなく、ラーメン史を語る上で外せないお店、それが丸幸ラーメンです。
長く愛されてきた理由3点、駆け足ですが紹介させて頂きます。
1 利用しやすさ
交通量が多い国道沿い、かつ駐車場100台と立ち寄りやすく、席数が150席あるのであまり待たずに済み利用しやすい。
2 圧倒的なコスパの良さ
主力商品の豚骨ラーメンが昔は300円代、現在でも500円を切った価格での提供、麺量も豚骨ラーメンにしてはやや多くしてある上、ラーメン定食などセット物も用意されていて財布に優しい。
3 味が美味しくメニューも豊富
主力とされている豚骨ラーメン自体が美味く、高圧の蒸気ボイラーで炊き上げた豚骨スープはまろやかながらしっかりとコクと豚骨の風味があり、でも臭みは少なく食べやすい、昔ながらの久留米の食堂系に近しい味わい。
久留米ラーメンをルーツとされているだけあって中細麺はややと太めで量も多く、更に時間が無いドライバーが啜りやすくする為若干短めの長さ。
そして豚骨スープをベースとしたちゃんぽんも美味いし、他のサイドメニュー、焼きめしやギョウザ、更にパリパリ焼きそばやソース焼きそば、中華丼などもそれぞれに美味しい。
以上の理由、一言で言えば便利が良くて安くて美味い。
正にトラックドライバーだけでなくファミリー層にも支持される、誰が食べに行っても満足出来るコスパ良しのお店です。
もしまだ食べたことが無いという方は、機会があればお試し頂けたらと、そのように思う次第です。
丸幸ラーメンセンター基山本店、めっちゃ美味しく頂きました。
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中
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