佐賀ラーメンツアー3軒目は幸陽閣。
食べログその他のランキングで佐賀ラーメンを見た時に、上位3店って変わってないんですけど、今年だったかな、その中で入れ替わりがあったんですよね。
いちげん。らーめんもとむら、幸陽閣の順だったんですが、食べログでは2位に上がり、ラーメンWalker九州のランキングでは、殿堂入りしているいちげん。は別として、佐賀ラーメンで1位となった幸陽閣。
2019年1月に焼肉店のままで営業されていた店内をリニューアルし、娘婿さんが二代目として営業されることとなって、そこから更にお客さんが増えていった、その結果だと思われます。
もちろん、三店舗共に佐賀を代表する名店で、甲乙は付け難いものがありますけども、こうしてランキングの変動があったこと、らーめんもとむらは今年9月に、幸陽閣は2019年1月にそれぞれ二代目が承継されたことから、佐賀にラーメンを食べに行く機会があればぜひとも行かねばと思っていたんですよね~。
というわけで幸陽閣に着いてみたんですが、線が引いてあるわけではない駐車場は停める場所が無いくらいに満車、入口脇に停められたものの、店内も外にもお待ちが出ています。
やはり人気ですね!
2代目に変わられてリニューアルした時に伺って以来なので、どんな感じになったのかなあと思って店内に入ってみると、テーブル席や小上がりは変わっていませんが、左手側の壁に券売機が設置されていて、食券制に変わっていて、そして壁のメニューは変わらずラーメン、卵入り、ご飯の大小だけでしたが、券売機ではチャーシューメンと特製が出来てました。
しばし待ってみて、実は入って左手の小上がりに向かう側の壁にある棚にノートがあり、そちらに名前を書いて待つらしいということに気付いて、遅まきながら名前を記入。
待っている私を横目で見ながら名前を書きに行った若い男性がいなければ気付かないところでしたね~。
待っている間に先に食券を買うことにして、卵入りを購入。
じっくりと券売機を見るとご飯が大小じゃなくて大並小になっていたり、トッピングネギ50円が出来ていたり、ちょっとしたことなんでしょうけど、変化というか進化してましたね。
幸陽閣で特製(チャーシューメン卵入り)にネギマシトッピングが注文出来る日が来るとか、前回伺った時には全く想像してなかったなぁ。
やがてテーブル席が空いて、私たちも着席。
卓上にはシンプルにコショーのみが置いてあります。
食券を渡して、しばし待ってラーメン登場!
ラーメン動画
スープ動画
スープは佐賀ラーメンの中ではかなり濃厚で、そこにしっかり火入れされた中太麺、そして薄切りのチャーシューとネギ゛と海苔が基本スタイルで、卵入りにすると黄身が入ります。
初めて幸陽閣に伺った時は先代が営業されている時で、まだ店内は無煙ロースターが残っている焼肉店のまんま、でも出てきたラーメンはかなり濃度が高くて麺は博多でいうずんだれ、しっかり火を通してヤワい麺で、それがもうバツグンに美味かったんですけども、二代目になられてから、気持ち濃度が控えめになり、麺はヤワいけど以前よりはヤワくない感じ、トータルでは今の方がラーメンとしては完成しているかもしれません。
濃度高いんですけど脂感は控えめ、コクがしっかりあるけど飲みやすいんですよね。
そして麺がヤワいんですけど、芯まで火が通してあってこれがスープによく絡んで美味いんです。
博多ラーメンに慣れている方だとどうしても違和感があるようで、一生懸命注文の際にバリカタでとかカタでとか注文されていて、でも出てくる麺はやっぱりヤワいので(多少はカタいらしいんですけども)、ずっとその点で文句タラタラ言ってた男性が店内にいらっしゃったんですけど、全国的に見れば麺をしっかり茹でて芯まで火を通す地域の方が主体で麺の茹で加減をナマでとか注文している方が少数派だし、久留米ラーメンの流れを組む佐賀ラーメンを食べにわざわざ他県から来て、そこに文句を言うのは筋違いですよね。
麺の茹で加減を指定出来るお店ばかりでは無いし、替玉が出来るお店ばかりでもないわけですからね。
そんなことを思いつつ、薄切りチャーシューをかじりながらズルズルと麺を啜ります。
こちらの薄切りチューシューも柔らかく、でも肉感もあって、塩味はほどほど、スープを邪魔せず一体感があって美味しいです。
後半、コショーを入れたり、卵をレンゲの中で溶いて麺をつけ食べしたりして、スープまで美味しく完食しました。
大変美味しかったです(^-^)
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
余談ですが、今回、佐賀ラーメンツアーとしていちげん。、らーめんもとむら、幸陽閣と三軒回らせて頂いたんですが、この三軒がどれもルーツとして一休軒を持つというのは面白いところだと思います。
正確にはいちげん。はらーめんもとむらの出身だから系譜ではあっても直接の関係というわけではありませんが、らーめんもとむらは一休軒のご親戚筋で一休軒で修業されて一休軒鍋島店として独立されてから、らーめんもとむらになってますし、幸陽閣さんは一休軒で働かれた後に幸陽閣をオープンされて、そこからあまりに繁盛しすぎて閉店して焼肉店を構えなおしたのに、お客様からの要望で結局ラーメンを出すことになって、焼肉もやるのは無理だからと焼肉店の内装のままラーメン専門店になり、現在は無煙ロースターなどは撤去されて娘婿さんが二代目として営業されてらっしゃいるわけです。
佐賀ラーメンとしてトップ3に入るお店全てが一休軒をルーツに持つということで、その一休軒を立ち上げた大串大将のラーメンを食べる機会を得られなかった私としては、これからも一休軒をルーツに持つお店を巡りたいですし、更に一休軒のルーツである三九を立ち上げた杉野勝見さんや三九を引き継いで九州に豚骨ラーメンを広げた四ケ所日出光さん、一休軒の大将は四ケ所さんが佐賀で開店した中華そば三九で働かれてから独立されていますから、四ケ所さんが佐賀ラーメンのルーツであるとも言えるわけですが、こういう系譜も今後辿っていきたいなと思いました。
ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中
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