先日、Katsumura氏が自身のYoutubeチャンネルで配信している動画で絶賛していた豚骨魚介つけ麺が食べたくて、Katsumura氏も一緒に北九州市小倉南区下石田にある石田一龍本店に伺いました。
2017年に初めて伺って以来の訪問になります。
その当時から人気のお店ではありましたが、今では連日大行列なので早めに行きましょうと言われてはいたものの、流石に11時過ぎに着くくらいなら大丈夫かと高を括っていたら、お店の前にも大行列ですけど、駐車場に車が入りきれずに車も行列出来ているほどの人気ぶりにビビリます。
スタッフさんがちょいちょいと出てこられてはこちらで待たれて下さい、空いたら停められてくださいなどの声掛けがあり、それに従って大人しく待つことしばし。
表側と裏側で10数台くらいですかね、流石に回転が早く、そこまで待つことなく車が出て、駐車してお店の前に。
行列が出来ているなあと思って並んでいたら、スタッフさんから先にノートにお名前を書いて食券を買ってお待ち下さいとの声掛けが。
行列は行列でも何となく皆さん列で待っていただけで、実際には名前を書いて呼ばれた順に席にご案内されるシステムでした。
入口入ってすぐ左手に消毒と共にノートが置いてあったので、まず消毒してからノートに名前を書いて、それから券売機の前に。
お土産ラーメンも置いてありました(^-^)
もうだいぶ前に食べているので細かいところは覚えていないんですが、久留米系ではない豚骨ラーメンで濃厚と屋台の二種類あって、サイドメニューが美味しく、そしてスタッフさんの接客が良かったのは覚えていて、それからすると基本メニュー自体は今回新しく発売された豚骨魚介つけ麺以外は変わってなくて、スタッフさんの接客は更にキビキビしている印象ですね。
今回は豚骨魚介つけ麺が目当てなので、つけ麺並(1.5玉)煮卵付きご飯割りセットを購入。
後、サイドメニューが美味しかった記憶があるので、餃子とミニ焼飯も追加。
それからまた外に出てしばし待ちます。
お店の外側には北九州ラーメン王座選手権や北九州ラーメンフェスティバルでぶっちぎりの優勝をしたことや、食べログ百名店に連続選出されたことなどがデカデカと張り出してあります。
私は北九州のラーメン事情にはそんなに詳しくなくて、というのも単純に北九州市を訪れてラーメンを食べた回数が少ないからなんですが、そんな私でも数々の老舗を抱える北九州エリアで勢いのあるお店として以前から名前は聞いていましたし、それもあって3年前に食べに伺ったんですけど、こうして情報発信を自ら行う姿勢、私みたいに書く方の人間からすれば、お店側から情報発信してくれるのはありがたいことこの上なしです(^-^)
まあそう言いながら、実際に食べに行くまではなんせ大将が若くてイケメンなので、なんとなく僻み根性もあって良いイメージがあったわけじゃないんですが、実際に食べてみると接客は良いし餃子や焼きめしも美味いし米も上手に炊かれてて美味しいし、肝心のラーメンはこういうと失礼ながら、かなり繊細に炊かれていて、クリーミーでまろやかな豚骨スープは、濃厚ですがむしろ女性的な印象すら受ける一杯だったので、人気があるのはちゃんと理由があるなと納得したものでした。
もう少し踏み込んだ話をすると、新森大将はお父様のお店を引き継がれたと聞いていますが、ラーメン自体は独学で、試行錯誤の上で今のお店を作り上げられたそうで、現在では本店、戸畑店、飯塚店、門司店、若松高須店、大阪天満店、東大阪吉田店を構えてらっしゃいます。
のれん分けのような形でそれぞれのお店は独立しつつ連帯しているような営業スタイルのようですが、こういう形って仲間作り、組織作りがちゃんと出来ないとまず無理なわけです。
ご本人と言葉を交わしたこともないのにこういうと失礼極まりないんですけど、ここに至るまでに大変な苦労があったはずなんですよね。
その上で、インスタその他SNSやYouTubeで常に前向きな発信をされていて、昼も夜もないくらい働いている姿を見せている。
一番驚くのが、何人のお客様が来店された、何杯ラーメンを作った、経費がこれだけかかったなどもSNSで公表し、スープを炊く過程も動画配信されていることですね。
これは法人として全てきちんと申告して、従業員にちゃんと当たり前に給料を払い、税金も納めて真っ当なビジネスとして営業しているということで、一部上場、あるいはそれを狙っている企業しかやらないようなことをされています。
背負っているもの、見据えているものが大きい人なのだなと、そういうことを知ってしまった後でお店に行くと、以前何も知らずに何も考えずにラーメン食べた自分に腹が立つやらお店に申し訳ないやらで(;^ω^)
今回はしっかり、でも忖度無しで味わおうと、Katsumura氏と雑談しながら決意していると名前を呼ばれて、奥のテーブル席にご案内されます。
店内には博多一双と同じく三味線が流れていて、スタッフさんの元気な声掛けがあって活気に溢れ、勢いとパワーを感じますね。
卓上には紅ショウガ、おろしニンニク、ゴマ、コショウ、塩、餃子のタレ、ラー油が置いてあります。
・・・塩は何に使うのか、これは最後までわかりませんでしたが、餃子やおにぎりなんかに使う為ですかね。
正解がわかる方はぜひご教授下さい。
ご案内の際に食券を渡し、つけ麺なので少し待ちましたが、体感では5分ちょっとくらいでつけ麺登場!
麺は中太くらいのちぢれ麺で、やや硬め、しっかり洗って〆られていて、麺だけでも美味いです。
丼の中にスノコというか水切りは敷かれてなくて、これは早めに食べないと麺がふやけてしまうなと、早速頂きます。
つけ麺動画
つけ汁は濃厚かつまろやかな豚骨スープ、そこに魚介スープがかなり荒々しく効いていて、魚粉ではなく細かく砕いた煮干しがアクセントになっています。
唐辛子が効いてピリ辛の味わいで、これが全体の味の輪郭をクリアにしている感じですね。
中には軽く炙られて細かくしたチャーシューがたくさん入っていて、この香ばしさも加わっていて、かなり美味いですね!
つけ汁は塩味が結構しっかりしているので、麺を漬けすぎるとしょっぱく感じてしまうかもしれませんが、つけ麺ですから漬け具合は自分で加減出来るんで、問題無くズルズルと食べ進めます。
新商品ということでしたがかなりレベルが高く、つけ麺の専門店と変わらないくらいよく出来ていて、そりゃあKatsumura氏も動画で美味いしか言わないわけだと、勝手に納得。
葱は食べる時点でつけ汁に投入し、合間に煮卵も頂きますが、こちらもトロリとした黄身の具合と塩梅よい味付けで美味い(^-^)
並1.5玉にしたことを後悔するくらい瞬殺で麺を食べてしまい、実際麺がふやける間もなかったし、やや硬めに茹で上げられていてそれがつけ汁にもよく合っていたんで、これは水切り要らないかな。
ご飯割があるということで、お願いして出てきたのがご飯の上に刻み海苔とワサビがのったもの。
スープをこちらにかけてお召し上がりくださいと言われ、ご飯にレンゲでスープと残っていたチャーシューをかけてかきこむと、これがまた美味い!
そしてワサビがめっちゃ良い仕事します。
ガツガツと食べてしまってまだスープが残っているので、スープ割りはありますか?とダメ元で聞いてみると、少々お待ち下さいと言われてポットに入った出汁が出てきました。
いやいや、隙が無さ過ぎというか、つけ麺専門店並みですね(;^ω^)
スープ割りをして美味しく完食。
めっちゃ美味いなあと感動しつつ。
お店と待たれている方には大変申し訳ないんですが、やはりラーメンも食べたくなり、スープ割りの時点で濃厚ラーメンと煮玉子を追加注文。
すぐに出てきました!
ラーメン動画
3年前に食べた時とは丼が違うのと、色目が更に白くなってますね。
嫌な香りは全くせず、豚骨のフレーバーを軽く感じる程度です。
スープから頂いてみると、実にまろやかでクリーミー。
丁寧に下処理をして、これをまた丁寧に炊き込み、何度も濾した手間暇かけた豚骨スープは、クセがなくて多分誰が食べても美味しいと思う一杯。
ただ、元々私はこういう洗練されているというか万人向けという感じの豚骨スープにそこまで惹かれないタチで、特につけ麺の荒々しい魚介系のスープの後なので余計にそう感じるんですが、あまりにもクセがなくてまろやかクリーミーなんで、美味いけど順番を間違えたとちょっと後悔(;^ω^)
麺は小麦の香りを感じる細麺で、スープとよく絡みます。
チャーシューが少し炙ってあり、柔らかくて旨いですね~。
煮玉子もやっぱり美味い(^-^)
ちなみに、餃子や焼きめし、こちらもめっちゃ美味しかったです。
餃子はしっかり焼いてあって肉汁ジュワのタイプで美味しかったですし、焼きめしは昔ながらのややしっとり感がありつつパラリとしていて、こちらも美味い。
どれもこれも美味しかったですし、ラーメンに関してはつけ麺の旨味が強すぎて、その後に食べたのでスープのまろやかさ、クリーミーさのみを感じてしまったので、次回は先にラーメンを食べるようにしないとですね。
こうして書くと長居したかのようですが、これでもずっと食べ続けて可能な限り早く退席。
堪能させて頂きました。
なお、店内には新森大将がいらっしゃって、細かく指示出しをしながら調理もこなされていたんですが、その周辺視野の広さ、空間把握能力の高さに正直ビックリしました。
なんせラーメン作りながら外で車が何台、どれくらいの時間待たれているとか、現在お店の外で待たれているのが何名とか、店内を回しながらお店の外まで見て指示出しをされていましたからね。
お店であれだけ働いて、仕込みもして、スタッフの教育もして、SNSでの発信もして、更に新商品の開発やら会社の経営やら・・・いやいや本当に超人的だと思います。
新森大将とは全く言葉を交わしたこともありませんので、こうして勝手に人様を語るなど失礼な話なんですが、相当に感心しましたし、素直に応援したいと思いました。
何より、もう一回、今度はつけ麺3玉食べたいなと思います(^-^)
ごちそうさまでしたm(_ _)m
ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中
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