少し前の話になりますが、仕事で城南区役所北側の鳥飼藤崎線を西方向に走っていたら、「ぼくの家」の前を通りまして。
こちら、ラーメンウォーカー九州2021にラーメンライター上村さんが記事を書かれていて、伺ったことがなかったので気になっていたお店なんですよね。
前面に3台ある駐車場も空いていた為、そのまま車を停めてお店の中に。
「ぼくの家」は上村さんの記事によると創業が1952年(昭和27年)に六本松で創業され、1997年に今のエステートモア鳥飼というマンションの1階に移転されてこられたそうで、福岡市の中でも相当に歴史のあるお店です。
どれくらい歴史のあるお店なのかピンとこない方もいらっしゃると思いますので、同じ年に開業しているお店を例に挙げると、元祖長浜屋も同じ年に創業されています。
これよりも以前に創業されていて現在も営業されているお店は非常に少ないという点を鑑みても、福岡市で有数の老舗と言えるでしょう。
そんな老舗に伺えるということでワクワクしながら扉を開けると、移転されて24年ほど経過しているだけあって、店内は老舗感満載。
入って左手側にカウンターが奥に向かって並んでいて、真ん中にはテーブル席、そして右手側には座敷があります。
本来はカウンター6席、二人用テーブル席2つ、4人用座卓3つの計22席だと思うんですが、どうやらソーシャルディスタンスの為にカウンターのイスを少なくされていて間には透明な衝立があり、カウンター奥の厨房との間にも透明なビニールシートが貼られていたりと、消毒は当然としてかなりしっかりと対策をされていました。
ランチタイムが終わった時間帯だったので、店内にはお客様はまばらにしかおらず、とりあえず空いていたカウンター席に着席。
すると女性のスタッフさん?から「申し訳ありませんがちゃんぽん麺が終わりました。」と言われたので、ちゃんぽんが人気なんだなあと思いつつメニューを拝見。
ラーメンはトッピングでキクラゲラーメン、ワンタンメン、モヤシラーメン、チャーシューメンも用意されていて、他にチャンポン、海鮮チャンポン、皿うどん、海鮮皿うどん、焼きチャンポンとあり、それぞれ大盛があります。
一品物は野菜炒め、焼き豚、手作りギョーザ、ご飯物は焼き飯、高菜入り焼き飯、白めし、おにぎり。
ビール、日本酒、焼酎も用意されていて、料理はお持ち帰りも用意されているようです。
ギョーザとラーメンのセットがあったので、ワンタンメンでセットが出来るか聞いてみたんですが、セットはあくまでもラーメンとギョーザのみでしかやってませんとのことだったので、今回はギョーザを諦めてワンタンメンと焼き飯をそれぞれ単品で注文。
待っている間に卓上を拝見すると、コショー、ゴマ、すりおろしニンニク、ラータレに加え、ちゃんぽんや野菜炒め用なのかウスターソースも置いてありました。
見渡してみると奥の方に冷水機があり、お冷はセルフっぽかったので、そちらでお冷を注いで席に戻り、しばらくしたらワンタンメンと焼き飯登場!
店内の照明が全体的にやや暗めなので写真があまり美味しそうに見えませんが、シンプルな見た目ながら実際にはかなり美味しそうです。
ワンタンメン。
恐らく基本のラーメンがチャーシュー2枚とキクラゲ、ネギで、そこにワンタンが入っている感じ。
スープは見た目からすると白色ではなくやや醤油ダレの色が出ている感じで、濃度も控えめで乳化の具合もそこまでなく、しっかりしつつもアッサリに見えます。
飲んでみると豚骨の感じはしますが臭みはなくて味わい軽やか、ゴクゴク飲めそうですがタレはしっかり効かせてあって、これはなかなかに美味い!
上村さんの記事には頭骨とゲンコツを炊いたスープと書いてあったんですが、ちゃんぽんのスープとしても使われるからなのか、アッサリしつつもしっかり旨味や甘み、コクを感じられて、鶏も入っているように感じる美味しさ。
※実際には入っていないんでしょうけどそう言われても信じるくらいに美味さが複層的です
麺はやや太めの中細麺で、しっかり火を通してあってスープとの絡みもよく、これも美味しい。
チャーシューも臭みがなくて柔らかく、脂身もありつつの肉肉しさと程よい味付けでこれも良い感じ。
ワンタンは皮自体がやや厚みがあり、火を通し過ぎていないからなのかしっかりしているもっちり食感、餡の味付けもよく、これもまた良く出来てますね~。
ズルズルと食べ進めて麺を完食したので替玉を注文。
合間で焼き飯も頂きましたが、こちらは具材多めの昔ながらの焼き飯という感じ。
豚肉、ネギ、カマボコ、卵、玉ねぎかな、具材の量が多く、またしっかり炒めてあってふんわりパラリとした食感に加えて全体的に香ばしさがあります。
これもまた懐かしい味わいで、ラーメンのスープとの相性も〇ですね。
そして替玉。
どちらも普通で頼んでいるんですが、替玉の方が火の通りが浅いというかやや硬めに仕上がっているのはどこのお店も共通で、でもしっかり茹でてあるというか、これがまた旨くてついついそのままスープまで完食。
老舗なんですが懐かしさを感じつつも古さを感じないというか、十分に現役として美味しいラーメンでした。
同じスープを使用されているというちゃんぽんが人気なのもよくわかるし、次回はぜひちゃんぽんと皿うどんを試してみたいと思います。
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中
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