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[福岡でマー油と言えば]博多新風高宮本店にてラーメン2種と炙りチャーシュー丼[好来と一龍の系譜17年の歴史を解説]


 

今回は福岡でマー油と言えばの博多新風高宮本店をご紹介させて頂きます。

 

博多新風高宮本店は福岡市南区高宮1-4-13

営業時間は12:00~15:00

定休日は月曜火曜です

 


 

博多新風高宮本店は福岡県道31号線、別名福岡筑紫野線、通称高宮通り沿いにあり、西鉄平尾駅と高宮駅の間でやや平尾駅よりの位置にあります。

 


 

駐車場はありませんが、お店の南側にコインパーキングがあります。

 


 


 

創業時から自家製麺を謳われているお店で、マンションの1階にあり落ち着いた雰囲気、現在はお昼のみ週5日間の営業となっております。

 


 

コインパーキングに車を停めてお店の中に入ると、奥に長い店舗で正面に券売機が設置してあります。

 


 


 

券売機の上にはラーメン凪BUTAOとのコラボカップラーメンが飾ってありました。

ラーメンは基本の白とマー油入りの黒の二種類です。

 


 


 

久しぶりなので、まずは基本の白とんこつとろとろ半熟玉子とチャーシュー丼を購入。

 


 

ちなみに、炙りチャーシュー丼はテイクアウトもされています。

 

券売機の奥にはカウンター6席、その反対側が厨房になっています。

 


 


 

入口側にもカウンター席が3席あり、その上には今まで来られた有名人の方々の写真が飾られています。

 


 

入口入って左側には製麺機が置いてあります。

 


 


 

厨房前のカウンター席に着席し、食券を渡して麺の硬さは普通で注文。

 


 

卓上にはお冷、消毒用アルコール、コショーと、紅ショウガが置かれています。

 


 

他に博多新風特製スパイスというガラムマサラっぽい激辛スパイスもあります。

 


 

卓上のメニュー表を改めてみるとトッピングも色々揃っていますね。

 


 

まずは白とんこつとろとろ半熟玉子。

 


 


 

見た目から濃厚そうですが、豚頭とゲンコツを使い炊き上げたブリックス12くらいと本当に濃厚な豚骨スープで豚骨の良い香りがします。

 

具材は厚みのある炙りチャーシューとネギ、キクラゲ、トッピングの味玉でシンプルながらもボリューミー、チャーシューの厚みが良い感じ。

 


 

麺は自家製で24番にちょっと圧をかけて平打ちにしてあり啜りやすくのど越しが良いです。

 


 

スープはとろみがありながらも臭みはなく、きれいに乳化していて飲みやすいんですがコラーゲンたっぷりで口の周りがペタペタになるほど。

そこにタレもしっかり効いてて実に美味いです。

 


 

チャーシューは脂身と肉のバランスが良く、炙ってあるので香ばしさもあります。

 


 

半熟玉子はとろっとろでめちゃくちゃ美味い!

 

途中、味変で特製スパイスを投入。

 


 

これが辛いんですがクミンとかウコンみたいなカレー系のスパイスの風味が加わりバリうまでした。

 

麺を完食して追加で替玉注文。

 


 

自家製麺だからか麺がやたら美味い上に100円というのが嬉しいですね。

 


 


 

今回は普通麺で注文しましたが気持ちカタめ、替玉で食べても美味いです。

 


 

合間にチャーシュー丼も頂きましたが、この炙りチャーシュー丼、別格に美味いのでぜひ食べて欲しい逸品でした。

 


 

美味しかったのでついついスープまで完食です。

 


 

そして日を改めて、博多新風と言えばのマー油入り黒とんこつを食べに再訪問しました。

 


 

もちろん炙りチャーシュー丼も注文。

 


 

まずは黒とんこつとろとろ半熟玉子。

 


 


 

いわゆるニンニク焦がし油のマー油入りで、熊本は人吉の有名店好来(ハオライ) で修業された新風高田大将渾身の一杯。

福岡に新しい風をとオープンされた博多新風のこれが真髄ですね。

 


 

長時間かけて仕込まれるマー油は香ばしくニンニクの風味もガツンとしていてどこか優しい甘みとコクが感じられ、めちゃくちゃ美味いです。

具材は白とんこつと同じなんですが、マー油入りの豚骨スープと一緒に頂くだけでまた違った美味しさを感じますね。

 


 

このマー油入りの濃厚豚骨スープに自家製麺がまたよく合っていて、平打ちにされているからかスープとの絡みがバツグンです。

 


 

相変わらず厚切りの炙りチャーシューと焦がしニンニクのマー油の相性もバッチリ。

 


 

半熟玉子は相変わらず完璧なとろとろ具合。

 


 

キクラゲのシャキシャキ感も良いアクセントです。

 

そして今回も炙りチャーシュー丼。

 


 

細かく刻んだ美味いチャーシューにタレとマヨネーズが絶妙過ぎます。

 

ちなみにこの日は替玉を敢えてヤワで注文。

 


 


 


 

個人的な好みの話ではあるんですが、ヤワだとめっちゃコシが出てて美味かったんですけど、普通とヤワの間くらいが私の好みだったかも。

とは言えここの自家製麺はマジで美味いので替玉おススメです。

 


 

美味すぎてスープまで完食。

 


 

黒ラーメンとチャーシュー丼、バリうまでした。

 

博多新風高宮本店、久しぶりに伺って一通り頂きましたが大変美味しかったです!

 

さて、改めて博多新風について解説させて頂きます。

博多新風の大将高田直樹さんは春日市の一龍というラーメン店がご実家で、男四人兄弟の三男になるそうです。

 

小さな頃からラーメン店の営業を見て育ったので自然と飲食業界で働く道へ向かったそうで高校卒業後は調理師専門学校に進学されます。

 

卒業を間近に控えた頃、就職活動をされていた時期にお母様がご病気になり、人手が足りないということで実家の一龍で働くことになり3年ほど修業をされました。

 

ラーメン職人としての基礎が出来たと自覚した頃から自分なりのラーメンを出して独立をしたいと様々なお店を食べ歩くようになられたそうで、そこで熊本県人吉市の人気店、好来(ハオライ)ラーメンに出会います。

 

ハオライは1958年創業の老舗で神奈川のなんつッ亭古谷大将を始めとして様々な方が修業されたという有名なお店です。

 

高田さんは食べてその場で弟子入りを志願され、1ヵ月後に3ヵ月間だけという条件で修業を許されたそうです。

 

そこで一生懸命修業をされた後に、マー油自体に馴染みがない福岡に新しい風を吹かせたいとの思いを込めて博多新風は今の高宮本店を2005年3月にオープンされました。

 

そこから2年後の2007年には全国ネットのテレビ番組「美味しんぼ ラーメン道」で準優勝して一躍有名店に。

 

その後、キャナルシティ博多のラーメンスタジアムや博多デイトスの麺街道、大阪梅田の駅地下や岡山駅近くの商業施設などにも出店されていて、現在は東京都千代田区の日比谷グルメゾン内ラーメンアベニューにもお店があります。

 

既に17年ほど営業されていらっしゃるので、博多新風で修業されて独立された方々もたくさんいらっしゃいまして、福岡ではくまちゃんラーメン、二代目けんのすけ、らぁめんシフク、麺屋たいそん、大阪で麺商ゴリマツ、鹿児島で麺屋一朋と有名なお店だけでもかなりのお弟子さんがいらっしゃいます。

 

更に麺屋たいそんと麺商ゴリマツの二店は博多新風から麺を仕入れてらっしゃるそうです。

 

ラーメン店主の間でも人望が厚い高田大将ですが、高身長のイケメンだからということだけでなく、実際に師事された方々から慕われているという点からもその人格の良さが伺えます。

 

先日もニュースになっていましたが、2020年7月の熊本南部大水害で水害にあり休業されていたハオライラーメン、今年2022年1月11日に1年半ぶりに再開されたそうですが、高田大将を始めとする10名のお弟子さんの応援が随分と力になられたそうです。

 

師匠も弟子もラーメン店をやっている大将同士との交流も大事にされている高田大将、その大将の思いが詰まった系譜でもある博多新風のマー油入り豚骨ラーメン。

 

まだ食べたことが無い方はぜひ一度お試し頂けたらと思います。

ごちそうさまでした<m(_ _)m>

 

ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画公開中

 

 

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