佐賀市諸富町にある1964年創業の老舗豚骨ラーメン店、大臣閣。
濃厚でコクがありながら食べやすく、長年愛されているお店です。
国道208号線沿いにあり、新村の交差点近くにあります。
前面に駐車場が8台程度、車線が引いてないので譲り合って停めたらそれくらい停まりそうな駐車スペースがあり、その奥には平屋建の年季の入った木造のお店、木の看板で大臣閣と書いてあります。
お店に入ってみると、店内は天井が高く、入ってすぐの左手側に4人テーブル席、真ん中奥に4人テーブル席があり、そこから左側には小上がりがあって二人用の座卓が3つ。
真ん中から右手側にはカウンター席があって、そちらは4席程度、その奥に厨房があります。
お母さんと娘さんのお二人が優しく出迎えてくれました。
ありがたいことに11:30~21:00で中閉めをされていないお店で、時間をずらして夕方に伺ったので他のお客様がいらっしゃらなかったこともあり、一番明るそうな真ん中奥のテーブル席に座らせて頂いてメニューを拝見。
こちらでは基本的にはラーメン、そしてホルモン、焼肉(豚)、チャーシューなどのサイドメニュー、そしてごはんとアルコール各種というメニュー構成になっていて、佐賀ラーメンのお店ですが替玉があります。
ラーメンとホルモンを注文し、大臣閣とか書かれた湯呑で出てくる冷えた麦茶を頂きながらしばし待ちます。
そんなに待たずにラーメン、そしてホルモン登場!
小ぶりな丼になみなみと入った豚骨スープ、具材はバラ肉のチャーシューが6枚ほどにネギと、チャーシュー麺と言っても差し支えないくらい肉が入っているのが嬉しいですね(^-^)
スープは表面に薄くラードの膜があり、飲んでみるとめっちゃ濃厚でコクがあり、でも塩味のバランスも良くて臭みもなく、めっちゃグビグビ飲みたくなる美味しさ。
麺は佐賀ラーメンらしく、やや気持ち太めでしっかり茹でてコシが出ており、スープにもよく絡んでバリうまです(^-^)
チャーシューはちょっと酸化してたりもありましたが、バラ肉だけあって脂身が旨くて塩味もラーメンのバランスを壊さない範囲でしっかり味もついていて、ご飯にも合う感じです。
ホルモンは以前伺った時は茹でたホルモンにタレをまぶしてあったんですが、今回伺った際にはおそらく下茹でしたホルモンを炒めてタレを絡めてある感じ。
ホルモン自体は腸、ハツ、レバーの三種で、ニンニクが効いたタレに絡めながら頂くと、歯応えも旨味もしっかりあって、ご飯にもビールにも合うって感じで美味いです(^-^)
ラーメンがあまりに美味くて、替玉をする余裕もなくスープまで一気に完食。
何度か食べてきて思ったんですが、大牟田市の光華園や久留米の丸星辺りのスープ、臭みは大臣閣はほとんど感じないので違うは違うんですが、そのコクや濃厚さなど近しいところがあるというか、そういう昔ながらのしっかりした豚骨スープを取り入れてこられたのかなと思ったりしました。
※あくまでも個人の感想です
そこからお母さんと娘さんにお話を伺うことに。
先代が始め、その後を継いだ息子さんは若くして亡くなられてしまい、それからはお母さんと妹さんの二人でお店を守ってらっしゃいます。
時間を外して伺ったのでゆっくりお二人にお話を伺うことが出来ました。
それによると、当初お店をされた先代、お母様のご主人である梶田義弘さんがお店を開いたのが1964年、なんと独学でラーメンを学んでの開店だったそうです。
その当時から濃厚な豚骨ラーメンが評判を呼んでいたそうで、そのお店の味を守りたいと息子である太蔵さんが高校を卒業後にお店に入って手伝うようになり、2004年に義弘さんが亡くなられてからは二代目大将としてお店を守られていたんだそうです。
その太蔵さんも2010年の年末、ご自宅で倒れてしまい帰らぬ人となってしまったそうですが、そのお母さんと妹さんの二人でお店を守っていこうとその翌年正月明けからお店を再開されて今に至る、とのことでした。
お話していて、とても辛い体験をされてそのお話を伺っているはずなのに、穏やかに、そして前向きなお話をして下さるお二人の姿勢が素晴らしく、改めて大臣閣、ラーメンも美味いし気持ちが温かくなる素晴らしいお店だなと思いました。
心もお腹も満足です(^-^)
ごちそうさまでした<m(_ _)m>
ラーメン大好きガーソーさんYouTubeにて動画配信中
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