水曜日は朝から香椎、天神、香椎、中洲と移動が多く、中洲に着いた時点でちょっとグロッキー。
しかも川で船が出るらしく、交通規制かかってるし人多いし。
やっとのことでたどり着いた中洲の和食店をされているお客様から契約書に押印を頂き、打ち合わせが済んでから、さて、次のアポまで約1時間ある。
13時半くらいと、まだランチやってるお店も多いということで、久しぶりに中洲で何か食べようかなと。
中洲でランチというと、ちんやの焼肉定食が真っ先に思いつきますが、時間が時間だけにもう入れない可能性が高い。
そこでふと、先日伺った西日本食品産業創造展で名刺交換させて頂いた、中洲でとりまぶしというお店をされている方を思い出し、絶好のチャンスとばかりに食べに行くことにしました。
グーグルマップに尋ねると、中洲5丁目にあるということで、近くまで車を移動しなおして前にやってくると、なんとも雰囲気のある佇まい。
今時珍しい縄のれんをくぐり、かなり大きなドアを横に開いて入ると、店内は意外とこじんまりとした造り。
どうやら1階は厨房とL字型のカウンターのみで、2階がお座敷になっているみたいです。
1人なのでそのまま目の前のカウンターに着席。
出された冷たい緑茶とおしぼりを横にメニューを見ると、やはりとりまぶし推しみたいで、基本的にはそれと水炊き、そして水炊きうどんなんかもあります。
昼も出されているのかもしれませんが単品料理もあり、夜は飲み放題付でコース料理もあるみたいですね。
まずはとりまぶしを食べてみようと、並を注文。
聞いてみると、内容は同じでご飯と肉の量だけが並、上、特上で変わるとのこと。
・・・特上にしとけばよかったかな(;^ω^)
待っている間に周りを見渡したりメニューを見たりしていたんですが、どうやらここの鶏は全て博多のブランド鶏である華味鳥を使用しているようです。
また、食べ方の説明を見る限り、いわゆるひつまぶしを博多らしく鶏と水炊きのスープでアレンジした料理のようですね。
カウンターには塩、一味、山椒、七味、胡麻、黒胡椒、赤柚子胡椒、ポン酢がずらりと並べてあります。
目の前の焼場で鶏肉と鶏皮を焼いてらっしゃるのを見て、それがまた美味そうなもんで、更にお腹を減らして待つことしばし。
とりまぶし並の登場!
おひつにご飯、その上に刻み海苔をしいて、焼いた鶏肉と鶏皮をのせてあるのと、甘じょっばい出汁醤油がかかった温泉玉子、アツアツの水炊きスープ、薬味皿に刻みネギ、わさび、鶏味噌があり、お漬物と、空のご飯茶碗がセットになっています。
スープが冷めるので、食べている間はおひつの蓋をスープにのせておいてください、と言われたので、おとなしくその通りに。
食べ方によると、おひつを四等分して、まずはその四分の一をそのままで頂くと書いてありました。
お椀についで、どれどれと頂いてみると・・・鶏肉自体も柔らかく、でも歯応えと旨味があり、鶏皮はかなりカリカリに焼いてありながら、でもご飯からの熱でなのか、ちょっと柔らかくもあり、美味しいです。
ただ、ちょっと薄味ですね。
ご飯と食べるにしてはちょっと薄いかなあという感じで、個人的には少し物足りない。
次に、四分の二をついで、今度は薬味をかけて頂いてみます。
山椒、黒胡椒辺りは風味が出て良い感じですね。
個人的には少し塩味が足りないと思っていたからか、赤柚子胡椒が風味も良くてヒットしました。
次に四分の三をついで、今度はそのままタレごと温泉玉子をかけて。
これはめっちゃ美味かったですね!
温泉玉子のトロトロ具合と出汁、そして鶏肉にご飯とうまくないわけがない組み合わせです。
この時点でひつまぶしより美味いじゃないかと思っている玉子好きな私。
最後におひつに残った分を全部お茶碗についで、鶏スープをかけて頂きます。
・・・この鶏スープ、美味しいけど塩味がついてない。
そこでやっと気付きました。
カウンターにずらりと並んだ薬味の中に、なぜ塩があるのか。
そう、博多のお店で水炊きを食べたことがある方ならおなじみ、最初にスープが出てきて、でも味がついてないから自分の好みで塩を入れて下さい、というアレ。
アレをしなきゃいけなかったんですねえ。
遅まきながらお茶碗に塩をちょっと入れてみると、もうめっちゃ美味い!
途中でネギやわさびも入れてみましたが、いやあ、これすごくいいです。
最初はひつまぶしのアレンジとか思ってましたけど、これはとりまぶし。
博多らしい、鶏を使った名物料理でした。
それにしても、最初鶏肉食べた時の塩加減の薄さ。
これもまた、お好みで塩をつけて食べるなりして下さい、ということだったみたいですね。
もう一回、最初からやり直したいくらいありますが、ともあれ学習しました。
味付けは控えめにしているので、後はスキゴト用意した薬味で食べて下さい、ということですね。
次は堪能出来る自信がつき、完食したところで、水炊きうどんを追加注文。
ええ、やはり気になりますからね(*^-^*)
ちなみに、合間で頂いたお漬物もそんなに塩気強めではなく、全体的に品のある味わいです。
そのせいか、1人でも女性の方も複数食べにこられていました。
後、ちょっとだけ出てくる鶏味噌。
これがめっちゃ味濃いめなんですけど、美味いんですよ。
鶏油も入ってて、すごくコクがある味です。
ご飯との相性がすごく良くて、ご飯お代わりと言いたくなる味でしたね~。
そんなに待たずに水炊きうどん御膳登場!
ちなみに、注文時、よくわからないながらかしわめしに変更出来ますと書いてあったので、かしわめしでとお願いしています。
こちらは一人用の鍋に並々と水炊きスープ、うどん、野菜、鶏肉、鶏皮が入っていて、後はかしわめし、漬物、薬味でネギ、もみじおろし、鶏味噌がついてきます。
まずはうどんを食べようと、取り皿にうどんと野菜と鶏肉とスープをつぎます。
このスープも塩味がついていないのではと、恐る恐る飲んでみると、ちゃんと味がついていて、しかもなかなかに滋味深い味わい。
うどん自体は多分冷凍麺で、もっちりコシがあるタイプで美味しいです。
※私は下手な手打ちより冷凍麺の方が美味しいと思っています
鶏肉と鶏皮はとりまぶしと同じ物で、スープで煮込まれていてこれもまた美味しいですね。
ズルズルとうどんを頂き、ネギやもみじおろしを入れてみたりしながら、ふと、そういえば橙で作っているらしいポン酢があるなあと、うどんにも少し入れてみたら、これもまた美味い!
さっぱり感が出て、いくらでも食べられそうです。
ついついスープまで、あっという間に完食。
ちなみに、合間にかしわめしも頂きましたが、こちらはしっかりめの味付けで、とても美味しかったですね。
全体的に満足しました(*^-^*)
最後にポン酢でうどんを食べた感じだと、とりまぶしで塩も良いけどポン酢を鶏肉にかけて頂くのもかなりよさそうでした。
自分なりに楽しめる、しかも美味くて値段もお手頃と、私が食べている間、お客さんが切れ目なく来店されているのもわかります。
というか、もっと話題になっていて良いお店ですね、こちら。
次は迷わずとりまぶし特上を食べようと思います(^-^)
ごちそうさまでしたm(_ _)m
#とりまぶし #福岡市博多区中洲 #華味鳥 #水炊き #うどん #ランチ #コース料理 #飲み放題あり
中洲5丁目のとりまぶしに初めて行ってみたら、博多新名物にふさわしい逸品だった
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